大阪朝鮮高 猛攻しのぎ10大会ぶり準決勝へ 流通経大柏には“3連勝”

[ 2021年1月3日 11:30 ]

第100回全国高校ラグビー大会準々決勝   大阪朝鮮高14―10流通経大柏 ( 2021年1月3日    花園ラグビー場 )

<流通経大柏・大阪朝鮮高>前半、先制トライを決める大阪朝鮮高・金勇哲(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 大阪朝鮮高(大阪第2)が接戦を制して、流通経大柏(千葉)を下し、10大会ぶり3回目のベスト4を決めた。

 体格に勝る流通経大柏に対して、大阪朝鮮高はスペースを生かした速い展開で対抗した。前半16分に敵陣5メートルスクラムからNo・8金勇哲(キム・ヨンチョル)主将が右サイドを突破し、先制トライを決めた。

 後半は流通経大柏に2トライを許したが、FB金昂平(キム・アンピョン)が6分に巧みなステップワークでトライを決めると、ディフェンスも低いタックルで相手の突進を阻止。ニュージーランド出身で今大会最長身2メートル1のNo・8のディアンズ・ワーナーを中心とした連続攻撃は後半38分まで続いたが、大阪朝鮮高はゴール前で耐え抜いて、白星を離さなかった。

 大阪朝鮮は89回、90回、そして今回と準々決勝でいずれも流通経大柏と対戦し、これで3連勝で4強入りを果たした。

 流通経大柏は前回大会同様に準々決勝での敗退となり、2度目の準決勝進出はならなかった。

 ▼大阪朝鮮高・金勇哲主将「モールディフェンスやスクラムなど準備してきたことが出せた。目標は全国制覇。歴史を塗り替えたい」

 ▼流通経大柏・相亮太監督「後半はFWの足が止まってしまった。大阪朝鮮高さんのディフェンスが最後までしぶとく来ていた」

 ▼流通経大柏 No・8のディアンズ・ワーナー「悔しいけど、相手の止め方がうまいので(トライを)取るのがきつかった。(今後は)次のステージで、自分のポジションで一番のプレーヤーになるのが目標。(3年間の一番の思い出は)常翔学園戦の勝ち方が一番思い出に残っている」

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