就任2年目で往路V 創価大・榎木監督、故障者ケア&メンタル重視の改革実る

[ 2021年1月3日 05:30 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2021年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

往路優勝を果たした創価大・榎木監督(前列左)と5区・三上(同右)は応援団とともに喜びのガッツポーズ(撮影・尾崎 有希)
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 監督として初出場だった前回大会は初のシード権を確保し、2度目で優勝にたどり着いた創価大の榎木監督は「目標を決めて選手が地道に努力してやってくれたことが結果につながっている」と分析した。

 19年2月に就任すると、チームにケガ人が多いことに着目。セルフケアの徹底とケガからの復帰プラン確立を優先した。当初は部員30人のうち3分の2が何らかの故障を抱えていたが、1カ月後にはほぼ走れるようになり、継続的な強化が可能となった。

 現役時代は中大で4年連続区間賞を獲得し、96年には総合Vも経験。卒業後は旭化成に所属するなど、強豪チームで選手時代を過ごした経験が生きる。中大時代の練習をベースに「旭化成などの経験も織り交ぜながら、今の選手に落とし込んでいる」という。勝利のスパイスはメンタルの重要性を説くこと。「本当に純粋に、選手たちが箱根で戦いたいという気持ちを持って取り組んでいる結果」と目を細めた。

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2021年1月3日のニュース