元サンズ監督のポール・ウエストファル氏が死去　70歳　現役時代はセルティクスで優勝

2009年、キングス監督時代のウエストファル氏（AP）
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　NBAサンズの元監督で、現役時代には1974年のファイナルで優勝メンバーとなったポール・ウエストファル氏が2日、アリゾナ州スコッツデールで死去。昨年8月に脳腫瘍と診断されており、70歳だった。

　南カリフォルニア大のガードとして活躍して1972年のドラフト全体11番目にセルティクスに指名されてNBA入り。74年ファイナルではバックスを4勝3敗で退けて優勝メンバーとなった。選手としてはセルティクス、サンズ、スーパーソニックス（現サンダー）、ニックスなど4チームで通算823試合に出場して平均15・6得点、4・4アシストをマーク。球宴には5回選出され、サンズ時代の1977年シーズンには自己ベストの25・2得点を記録していた。

　監督としてもサンズを含む3チームで10季指揮を執り、通算318勝279敗。1973年にはケビン・ジョンソン、ダン・マーリー、トム・チェンバースらを擁してサンズをファイナルに導き、マイケル・ジョーダンが在籍していたブルズと対戦したが2勝4敗で敗れた。2014年からはネッツで2季、アシスタントコーチを務め、2019年に殿堂入り。選手としても監督としてもNBAに“足跡”を残した人物だった。