“強すぎ”桐蔭学園 圧勝で前回決勝の相手・御所実を撃破 昨季から花園9連勝

[ 2021年1月3日 12:37 ]

第100回全国高校ラグビー大会準々決勝   桐蔭学園50-7御所実 ( 2021年1月3日    花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・御所実>前半、タックルを振り切ってトライを決める桐蔭学園・中山(撮影・坂田 高浩)
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 前回大会決勝戦と同じ顔合わせとなった御所実(奈良)―桐蔭学園(神奈川)の準々決勝は、前回大会王者・桐蔭学園の圧勝に終わった。

 桐蔭学園は前半8分、連続攻撃から前進し、最後はラックサイドをロック小椋健介が抜け出して先制トライ。さらに同11分にはラインアウトからモールで10メートルほど前進して、そのままトライを奪うなど、要所で力の差を見せた。その後も前半だけで2トライを追加。御所実も前半終了間際に1トライを返すが、後半に入っても桐蔭学園の勢いは衰えず、後半4分には1年生FB矢崎由高が追撃トライ。その後もリードを広げ、最後は50-7で終わった。

 前回大会王者の桐蔭学園は、これで花園9連勝。大会連覇に視界良好となった。

 過去に準優勝4度で、初優勝を狙った御所実の竹田寛行監督は今年度(来年3月)での定年退職が決まっており、チームの合言葉でもあった「日本一を獲って最後は花園のグラウンドで胴上げしたい」という目標はかなわなかった。

 ▼桐蔭学園・藤原秀之監督「FWが辛抱強くやってくれた。相当、圧力をかけてくれたと思う。ここに来て、だいぶゲームを覚えてきた。1日1日、彼らが大分、大きく見えているので成長しているなと感じる」

 ▼桐蔭学園・佐藤健次主将「普段よりペナルティーやミスが少なかったので、自分たちのやりたいラグビーができたと思う。(御所実のお株を奪うモールでのトライに)ここまでトライは取れていなかったけど、いい形で組めてはいた。きょうはモールの中でいいコミュニケーションが取れていた」

 ▼御所実・SH登根大斗(ゲームキャプテン)「竹田先生が(教師としては)ラストの1年で、優勝して竹田先生を胴上げして、というのを目標にしていたが、こういう試合になってしまって、本当に悔しいです。次のステージでは必ず日本一になって、竹田先生に良い報告をしたい」(明大へ進学予定)

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