【箱根駅伝】大逆転で13年ぶり総合V、駒大・大八木監督「9区終わった時点で無理かなと」

[ 2021年1月3日 14:05 ]

<第97回箱根駅伝・復路>優勝のゴールテープを切る駒大・石川(撮影・尾崎 有希)
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 第97回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して行われ、駒大が最終10区で大逆転し、13年ぶり7度目の総合優勝を果たした。2位は創価大、3位は東洋大だった。

 駒大・大八木弘明監督は「9区終わった時点で3分も離れていたんでちょっと無理かなという思いもあった。(10区の)石川には自分のペースで区間賞狙いでいけばいいんじゃないかとアドバイスしました」と振り返った。そして「あきらめなければ何が起きるか分からないと感じた。本当にうれしいです。なかなか勝てなかったんで。往路もいい流れでやってくれたのがよかった。いいチームをつくるのに苦労した時期もあった。今の1、2年生が特に頑張っていたので、そこに3年生がしっかり役目を果たしてくれた。いつも3年生に厳しく言っていたんですが、今回は3年生に救われた」としみじみと話した。

 最終10区スタート時点では首位の創価大と3分19秒差。駒大の10区はエントリー変更で入った石川拓慎(3年=拓大紅陵)が猛追した。ゴールまで約2キロとなった20.8キロ付近でついにとらえ、一気に抜き去りゴールに飛び込んだ。

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2021年1月3日のニュース