【箱根駅伝】駒大が歴史に残る大逆転で13年ぶり総合優勝 10区で創価大との3分19秒差をひっくり返す

[ 2021年1月3日 13:27 ]

<第97回箱根駅伝・復路>優勝のゴールテープを切る駒大・石川(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 第97回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して行われ、駒大が最終10区で大逆転し、10時間56分4秒で13年ぶり7度目の総合優勝を果たした。2位に創価大、3位に東洋大が入った。

 最終10区スタート時点では首位の創価大と3分19秒差。駒大の10区はエントリー変更で入った石川拓慎(3年=拓大紅陵)。序盤から積極的な走りで猛追すると、ゴールまで約2キロとなった20.8キロ付近で、足が動かなくなった創価大・小野寺勇樹(3年=埼玉栄)をついにとらえ、一気に抜き去りゴールに飛び込んだ。

 復路は首位・創価大から2分21秒差でスタート。山下りの6区で花崎悠紀(3年=富山商)が区間賞で1分8秒差とした。しかし、7、8区で思ったように差を詰められず、9区で創価大・石津佳晃(4年=浜松日台)が区間賞の走りで、3分19秒差をつけられた。優勝は絶望的と思われたが、217.1キロの道のり。最後の2キロで大逆転のドラマが待っていた。

 10区での逆転劇は97年に順大が駒大を逆転して以来、20年ぶり9度目となった。。

◆総合記録
1 駒大   10:56:04
2 創価大  +00:52
3 東洋大  +04:52
4 青学大  +05:12
5 東海大  +06:40
6 早大   +07:55
7 順大   +07:59
8 帝京大  +08:04
9 国学院大 +08:18
10 東京国際大+09:45
----以上シード権----
11 明大   +10:11
12 中大   +11:52
13 神奈川大 +12:51
14 日体大  +14:20
15 拓大   +14:43
16 城西大  +15:16
17 法大   +17:26
18 国士舘大 +18:03
19 山梨学院大+21:32
- 学生連合 +22:06
20 専大   +32:22
※学生連合はOP参加

◆10区区間記録
1 石川拓慎  (駒大3年)   1:09:12
2 佐々木亮輔 (神奈川大1年) 1:09:58
3 木付琳   (国学院大3年) 1:10:15
4 中倉啓敦  (青学大2年)  1:10:17
5 川崎新太郎 (中大4年)   1:10:31
6 松川雅虎  (芝浦工大2年) 1:10:50
7 原田宗広  (順大4年)   1:10:57
8 山口賢助  (早大3年)   1:11:07
9 竹村拓真  (東海大2年)  1:11:09
10 清野太雅  (東洋大2年)  1:11:12
11 長倉奨美  (明大4年)   1:11:17
12 山根昂希  (帝京大4年)  1:11:19
13 杉崎翼   (東京国際大4年)1:11:29
14 工藤翼   (拓大2年)   1:11:33
15 服部友太  (専大3年)   1:11:35
16 中園慎太朗 (法大2年)   1:11:38
17 綱島辰弥  (国士舘大2年) 1:11:54
18 名村樹哉  (日体大2年)  1:12:04
19 渡邊晶紀  (山梨学院大3年)1:12:42
20 雲井崚太  (城西大4年)  1:13:02
21 小野寺勇樹 (創価大3年)  1:13:23

続きを表示

2021年1月3日のニュース