元大関・魁皇の浅香山親方 相撲初心者から育てた初関取・魁勝との激闘秋場所舞台裏

[ 2019年9月28日 10:00 ]

新十両に昇進し浅香山親方(元大関・魁皇、左)と笑顔で握手する魁勝
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 28日放送のTBSの人気ドキュメンタリー番組「バース・デイ」(土曜後4・30)が、多くの相撲ファンを沸かせた元大関・魁皇(47)が親方を務める浅香山部屋に密着。部屋を開いて5年、部屋初の関取となった新十両・魁勝の秋場所を追いながら、魁勝と親方とおかみ・充子さんの絆に迫る。

 11人の力士が在籍する浅香山部屋で、初の関取となった魁勝。夏場所の活躍で十両昇進を決めた24歳の若武者は、関取の証である憧れの白いまわしをつけた。現在46ある相撲部屋のうち、3分の1は関取不在。そんな中、親方は高校時代に愛知県内トップクラスの柔道選手だった相撲初心者の魁勝を弟子に取り、見事関取へ育て上げた。

 14年にわずか4人の弟子から始まった浅香山部屋。当初はマンションで共同生活を送り、掃除から洗濯まで、おかみさんがつきっきりで面倒をみていた。そして15年に現在の部屋が完成。魁勝は部屋開きの時の写真を眺め「お相撲さんも4人しかいなくて、関取になるとか、そういう次元じゃなくて、ただただがむしゃらに頑張っていた時期なんで、思い出深いですね。よその部屋よりずっといい環境で相撲をとらせていただいてるので、これからどんどん恩返ししていけたらなと思います」と決意を口にした。

 初の十両で迎える秋場所の魁勝の番付は、28人中一番下の西14枚目。十両に残留するには勝ち越しの8勝が必要と見られていた。だが、注目の初日は緊張からか表情も硬く、塩をまくタイミングも分からず思わず相手の様子を伺う。「顔がおかしい、キョロキョロして」と親方が心配する中で迎えた初戦は、幕下ながら関取経験者でキャリアも上の若元春に完敗。親方は「なんちゅう顔しとんだよ、お前土俵に上がった時点で相手に飲まれてるよ、塩とりに行くとこから何から全部相手見ながら相手に合わせてるだろ、緊張して負けるんだったら思いきって相撲とって負けた方がいい、明日から思いきって行け」とゲキを飛ばした。

 それでも初の舞台で緊張は解けず、3日目まで3連敗。だが親方が審判を務めた4日目は自らを奮い立たせ、元高校横綱で若手のホープ・木崎海を破った。5日目も白星を挙げ、6日目は敗戦もその後一気に5連勝。11日目を終え7勝4敗と、勝ち越しに王手を懸けた。

 勝ち越しをかけた大一番は、またも親方が土俵下で審判を務める前での取組。果たして、恩返しの勝ち越しを達成できるのか――。

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