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松島、桜のトライ王へ 1次L最大の強敵から「2トライ取りたい」

[ 2019年9月28日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグA組   日本―アイルランド ( 2019年9月28日    エコパ )

ロシア戦の後半28分、この日3つ目のトライを決める松島(撮影・篠原 岳夫)
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 ラグビー日本代表は28日、1次リーグ第2戦でアイルランドと対戦する。27日には会場となるエコパスタジアムで最終調整し、前日に2トライ宣言したことが明らかになったWTB松島幸太朗(26=サントリー)が、改めて自らの口で表明した。開幕ロシア戦のハットトリックに続き、日本のW杯史に新たな金字塔を打ち立てるトライで、世界ランキング2位から金星をつかみ取る。

 落ち着き払った口調で、自信がみなぎる言葉を発した。「外まで回れば凄くチャンスがある。役割として2トライを取りたい」。開幕ロシア戦前に松島の「ハットトリック宣言」を暴露したCTB中村が、前日会見で今回は2トライ宣言したと“フライング発表”。トライ数は「特別な意味はない」とかわしたが、チームへの貢献としては十分な数字だ。

 ロシア戦では3トライを奪いプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された。だが、ラグビーでは個人技だけでのトライは至難の業。松島の自信は、チャンスをお膳立てしてくれるチームメートへの信頼の証でもある。事実、ロシア戦での前半の2トライは他の14人が相手防御を崩し、右の大外でフリーになる状況をつくってくれたからこそ生まれた。「自分たちのプレーで(相手防御を)崩したい」と4年間で築き上げた「速いラグビー」を1次リーグ最大のライバルにもぶつける。

 一方で個人的な野望もある。今年に入り公言してきた目標が、大会後の欧州移籍だ。高校卒業後は南アフリカに渡り、15、16年にはオーストラリアのスーパーラグビーチームに所属。向上心が強く、言葉の壁もない松島が次に目指すのが北半球のラグビーどころ。アイルランドはもちろん、欧州各国も注目の一戦で再びトライを挙げれば、獲得オファーが届く可能性は高まる。「自分の実力を出せれば世界も認めてくれる。個人スポーツではないがフットワーク、スピードで勝負してアピールしたい」と余すことなく思いを語った。

 ディフェンスや勝敗を左右するキック処理についても「勝つためには絶対に切れないこと。コネクションを保つ」とチームへの献身を宣言した。1トライでも挙げればW杯での個人記録も“未踏の地”に踏み入れるが何よりも欲しいのは勝利。「インパクトのある試合にしたいので、最初から全力で」。歓喜の瞬間を目指し、美しく芝の生えそろったグリーンのピッチを駆け回る。

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