十両優勝の貴源治 7月名古屋場所へ「賜杯?それ狙わずして何を狙う」

[ 2019年5月26日 18:21 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2019年5月26日    東京・両国国技館 )

夏場所を終えて兄の貴ノ富士(右)と握手する貴源治
Photo By スポニチ

 14日目に十両優勝を決めていた22歳の貴源治が名古屋場所での大暴れを誓った。千秋楽は物言いが付いた末、剣翔に敗れて2敗目。内容では勝っていたが最後を飾ることはできなった。それでも、来場所の新入幕を確実にしているホープは「目標、三賞なんて小さいこと言ってられない。新入幕で賜杯を狙います。それ狙わずして何を狙うんですか」と言葉に力を込めた。

 優勝という最高の形で約1年半続いた十両生活にようやく別れを告げる。「長い15日間がやっと終わった。充実というより、疲労があって精神的にも持ちこたえるのが大変だった。勝っているからそう感じたと思うけど」。来場所は幕下で全勝優勝を果たした兄・貴ノ富士も再十両が確実だ。

 双子の兄弟で同時優勝を果たし、より注目される次の場所。つわものぞろい幕の内に向けて「口では言えないけど気がついたものがある。この感覚があれば戦える」と意欲を示した。

続きを表示

2019年5月26日のニュース