デニムクライマー・土肥が世界切符「相当、頑張った」

[ 2019年5月26日 13:46 ]

スポーツクライミング複合ジャパンカップ最終日 ( 2019年5月26日    愛媛・石鎚クライミングパークSAIJO )

ストレッチのきいたデニムで競技で臨む土肥は世界選手権代表を決めた(写真のデニムは競技用ではなく私服)
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 男子で18年ユース五輪金メダリストの土肥圭太(鹿児島県連盟)が4位に入り、世界選手権(8月、八王子)の代表に決まった。3種目の順位を掛け合わせて、ポイントの小さな選手が上位となる大会で、スピード8位、ボルダリング1位、リード5位の40点をマークした。既に代表入りしていた楢崎智亜(TEAMau)が6点(スピード1位、ボルダリング3位、リード1位)で連覇を飾った。

 異色のデニムクライマーが世界切符をつかんだ。土肥は1種目目のスピードは最下位の8位に沈んだが、2種目目のボルダリングで強豪を抑えてトップ。「80点くらいは頑張った。相当、頑張ったんじゃないかな」と端正なマスクに充実の汗が浮かんだ。

 半ズボンで競技に臨む選手が大半を占める中、土肥はデニムのロングパンツで勝負の舞台に立つ。この日の1種目目こそウオーミングアップで汗をかきすぎたために黒のロングパンツだったが、ボルダリングとリードは代名詞のデニムで果敢なムーブを披露。「膝が擦って擦り傷になったりするのが嫌なんで」と勝負服の意図を明かす。

 約5年前からデニムで競技に臨んでおり、クライミング用品メーカーからストレッチの利いたクライマー仕様のものを提供されているが、17年のリード日本選手権では市販されている一般のデニムで登ったほど。「冬なら汗もかかないし、登れますよ」と涼しい表情を浮かべた。

 20年東京五輪の代表枠は2。世界選手権7位以内で日本人最上位になれば、五輪代表に決まる。残り1枠は出場権獲得選手が来年5月の複合ジャパンカップで争う。この日も4位でまだトップ選手との実力差があるのは本人も認めるが、伸びしろは十分だ。「今、成長を実感できているので、(来年の)複合ジャパンカップまでには間に合うんじゃないかな。可能性はあると思っている」。デニムで軽快に、ライバルの高い壁をクリアする。

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