深堀3差単独首位発進 パット絶好調、今季自己ベスト65

[ 2019年5月26日 05:30 ]

第7回マイナビシニア&レディースカップ第1日 ( 2019年5月25日    千葉県 藤ケ谷CC=男子6884ヤード、女子レギュラー6380ヤード、女子レジェンズ5829ヤード、いずれもパー72 )

マイナビシニア&レディースカップ第1日 1番、ティーショットを放つ深堀(撮影・沢田 明徳)
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 男女プロが同組で回る混合戦で行われ、シニアルーキーの深堀圭一郎(50=フォーラムエンジニアリング)が7アンダーの65で回り、2位に3打差の単独首位に立った。2年前の優勝者の米山剛(54=ヨネックス)と女子レジェンズの白戸由香(49=日立ソリューションズ)が68の2位で並んでいる。

 「凄いな!!」。コース内に設置されているスコア掲示板を見た選手が驚きの声を漏らす。深堀が切れ味のあるショットと安定したパッティングで65と伸ばし頭一つ抜け出した。

 「数字的には久しぶりにいいゴルフでした。バーディーを取れるホールもちゃんと取れた。パットも入ってくれました」

 好調を後押ししたのは「困ったときに助けてくれる」パターだった。1カ月前に台湾で開催された富邦仰徳シニアから使っているもので、05年ANAオープンで優勝した時の心強い“相棒”でもある。「自分はパットの調子が悪くなると打てなくなる癖がある。それで軽いパターに戻したんです。以前のものより30グラムくらい軽いかな。しっかり打たないと転がっていかないから。それが良かった」。前半の折り返しの18番で10メートルのバーディーパットをねじ込むと、4、7、8番ではいずれも4メートルのバーディーパットを沈め、今季自己ベストスコアをマークした。

 レギュラー時代は選手会長を2度務め、社会貢献活動にも積極的に協力。病気の子供とその家族を支援する「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」が主催するチャリティープロアマに20年以上参加してきた。同法人が6月30日に東京・味の素スタジアムで開くチャリティーリレーランにもエントリー。「微々たる力しかないですけど少しでもみなさんのお役に立てればと思います」

 シニア1年目の今季は2試合に出場し、台湾の大会では3打差の9位に入った。その時は最終日が悪天候で中止となり逆転Vのチャンスを逃した。シニア初戴冠へ「まだ深堀、生きていたんだなというところを見てもらえれば…。しっかり存在感を見せたいですね」。狙った獲物は絶対に仕留める。

 ▽競技方法 男女プロ各1人、アマ2人の4人1組でラウンド。男子はシニア、女子はレジェンズ(シニア)、レギュラーが参加。プロは2日間36ホールストロークプレーの個人戦。異なる3つのティーマークを使用するが、成績、賞金は共通。1位が複数の場合は最終日18番ホールからのカウントバック方式で優勝者を決める。

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