リラックスムードの大坂なおみ“歴史が動く瞬間”を期待

[ 2019年5月26日 09:30 ]

<全仏オープンテニス練習>センターコートでの練習後、ファンにサインする大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 確立は3%以下。52年の歴史で、たった6回しかない。

 26日にパリのローランギャロスで開幕するテニスの全仏オープンを、大坂なおみ(21=日清食品)は4大大会シングルスで日本人初となる第1シードで迎える。68年全仏でのオープン化以降、グランドスラムは204回開催されたが、女子シングルスでトップシードの選手が1回戦で敗れたのは6回だけ。79年全豪のルジッチ(ルーマニア)、94年ウインブルドン選手権のグラフ(旧西ドイツ)、99、01年ウインブルドン選手権のヒンギス(スロバキア)、17年全仏のケルバー(ドイツ)、18年全米のハレプ(ルーマニア)しかない。

 大坂は1回戦で世界ランキング92位のシュミエドロバ(スロバキア)と対戦するが、データ的な初戦敗退確立は204分の6。2・94117647%だ。好データと取るか、逆にプレッシャーと感じるか。それは選手次第だが、大坂から気負いは感じられない。

 24日の公式会見で体の状態を問われると「今はとても寒い。アイスバスに入ったばかりだから」とニヤリ。質問者が「あなたが若かった時は」と切り出すと「すごく歳をとった気分。35歳みたいに言うけど、まだ21歳よ」と茶目っ気たっぷりに返した。会場を笑いに包む“なおみ節”は健在。25日の練習後に10分以上もファンサービスに応じるなどピリピリムードは一切ない。

 昨夏の全米でグランドスラムを初制覇し、1月の全豪も優勝。68年のオープン化以降、4大大会の女子シングルスで初優勝からの連覇は6人目だが、3連覇となれば史上初の快挙となる。データ的に、こちらの確立は0%。苦手のクレーということも重々承知しているが、現地でリラックスしている大坂を見ていると、歴史が動く瞬間を、どこかで期待してしまう。(記者コラム・木本 新也)

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