陵侑、地元で4戦ぶり表彰台 名前入りうちわ応援に驚き

[ 2019年1月28日 05:30 ]

ノルディックスキー W杯ジャンプ男子個人第16戦 ( 2019年1月27日    札幌・大倉山ジャンプ競技場 ヒルサイズ=HS137メートル )

3位に入った小林陵(右)と2位のザイツ(左)、1位のクラフト(撮影・高橋茂夫)
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 今季9勝で個人総合首位の小林陵侑(22=土屋ホーム)が4試合ぶりに表彰台に立った。1本目8位から2本目に129・5メートルを飛び、合計236・6点で3位に浮上した。葛西紀明(46=同)は今季自身最高の7位に入ったが、世界選手権(2月20日からオーストリア)代表からは落選。シュテファン・クラフト(25=オーストリア)が248・2点で3連勝を飾った。

 小林陵が地元W杯でしっかり表彰台を確保した。この日も1本目は上位勢で最も風に恵まれず、124・5メートルの8位。それでも「ワンチャン(ス)ある」と臨んだ2本目は、周囲とほぼ同じ風の条件で順位を5つ上げた。今季は1、5、3、7位と奇数順位ばかり。「いいかげん、2位が取れないですね」と軽口を叩く余裕をみせた。

 ジャンプ週間4戦全勝を飾った新エースの凱旋試合に、会場には「陵侑」の名前入りうちわを振って応援するファンも登場した。「ビックリした。アイドルかって」と苦笑いしたが、「地元で表彰台に乗れてよかった」と、笑みをこぼした。

 地元で欧州遠征の疲れも取れ、30日から再びW杯を転戦する。1つ年下のテニスの大坂なおみの活躍に、「刺激を受けた。僕も頑張る」と気合を入れ直した。

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