清宮監督、逆転で有終の美 スクラムで盛り上げる「ヤマハスタイル」貫く

[ 2019年1月20日 05:30 ]

ラグビートップリーグ杯最終日 ( 2019年1月19日    東京・秩父宮ラグビー場ほか )

試合後にヤマハ発動機フィフティーンに胴上げされる清宮監督(左から2人目)(撮影・久冨木 修)
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 今季限りで退任するヤマハ発動機の清宮克幸監督(51)が有終の美を飾った。11位決定戦で豊田自動織機と対戦し、自らが鍛え上げてきたスクラムを軸に35―31と逆転勝利。試合後は在任年数と同じ8回胴上げされ、最高の笑顔でラストマッチを締めくくった。決勝はトヨタ自動車がサントリーを下して優勝。1998年度の全国社会人大会優勝以来、20季ぶりのタイトル獲得となった。

 優勝にも決して劣らない達成感があった。ヤマハ発動機に初の日本一をもたらした15年2月28日、日本選手権決勝後以来の胴上げ。選手の手で8度宙に舞った清宮監督は「これは忘れられないというシーンがいろいろありました。記憶に残る。充実した8年間でした」と笑みを浮かべた。

 21―31の後半16分。相手ボールのスクラムを押して反則を誘い、続くマイボールスクラムからSOタヒトゥアのトライで反撃の流れに加速をつけると、ノーサイド直前にもスクラムで相手ボールを奪った。「スクラムで盛り上げていくことができましたね」。引退する選手の起用を最優先するなど、レギュラー以外の選手が出場しながら「ヤマハスタイル」を体現できたことが誇らしかった。

 後任は堀川隆延ヘッドコーチ(45)が昇格する見込み。今後はチームを何らかの形で支えながら、静岡県内で女子7人制ラグビーチームの設立準備を支えていく見込み。29日の退任会見で正式に表明する。

 試合後の会見では、W杯の影響で来季リーグ戦開幕まで1年間空くなど、日程の大幅な変更が自身の去就に影響を与えたことを指摘。「総力を挙げて、W杯を大成功させないといけない」と力説し、自らの新たな挑戦への意も強くしていた。

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