14歳木原美悠 史上最年少Vに王手 決勝で伊藤美誠と激突「思い切って戦いたい」

[ 2019年1月20日 11:44 ]

卓球全日本選手権最終日 女子シングルス準決勝   木原美悠4―2森さくら ( 2019年1月20日    大阪・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球 女子シングルス準決勝>決勝進出を決めて笑顔でガッツポーズの木原美悠(撮影・北條 貴史)
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 卓球の全日本選手権第最終日は20日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で行われ、女子シングルス準決勝で、中学2年生として12年ぶりに4強入りした木原美悠(14=エリートアカデミー)は、森さくら(22=日本生命)と対戦。4―2で勝利し、男女を通じての史上最年少優勝に王手をかけた。

 第1ゲームを6―11で落としたものの、2ゲーム目から逆襲。流れが変わったのは、1―3の場面。ラリーで押されて後陣に下がったものの、チャンスボールを森がネットにかけた。ここから木原が息を吹き返して一気に8―3として、このゲームを11―4で奪った。相手が得意とするラリー戦にも徐々に対応してみせた。第3ゲームを14―12で取ると、第4ゲームも11―6で連取。第5ゲームは5―11で奪われたが、第6ゲームを取って勝利した。

 試合後、木原は「信じられないくらいうれしい」と笑顔。そして「平野美宇選手に勝って自信を持つことができ、向かっていく気持ちで戦えている。決勝も思い切って戦いたい」と話していた。

 木原は、決勝で女子史上初の2年連続3冠を目指す伊藤美誠(18=スターツ)と対戦する。木原が14歳170日で頂点に立てば、前回大会の男子を14歳208日で制した張本智和(エリートアカデミー)を上回り、男女通じての最年少優勝となる。

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