【村上武資の目】大坂、お手本はシャラポワ いかに精神状態を悟らせないようにするか

[ 2019年1月20日 08:30 ]

テニス全豪オープン第6日 女子シングルス3回戦   大坂2―1謝淑薇(台湾) ( 2019年1月19日    オーストラリア・メルボルンパーク )

感情動いた3回戦、ラケットを投げる大坂
Photo By 共同

 大坂は相手を意識しすぎた。謝淑薇(シャシュクビ)はショットの距離と緩急を自在に操り、相手の嫌がるプレーをする天才。特殊なタイプとの対戦で、最初は自分のやるべきことに集中できなかった。パワーとスピードのあるボールで相手を動かす正攻法を続ければ、いつか相手は対応できなくなる。開き直ってからの挽回劇が良い教訓になったのではないだろうか。

 全米優勝でメンタル面の体力はついてきているが、より高いレベルで戦うためには精神状態をいかに悟らせないかも重要になる。ドロップショットや山なりのボールは焦っているのがバレバレ。一球一球のボールの質の高さで相手を押し込める武器があるのだから、そこを突き詰めるタフさがほしい。悪い流れでも自分のプレーを押し通すシャラポワが良いお手本になる。

 錦織はストローク戦が安定している。フォア以外のバリエーションの少ない相手に、ラリーをしながらチャンスを待つ余裕を持っていた。4回戦を戦うカレノブスタもストローカーだが、今日の相手よりも一枚上。準々決勝はおそらくジョコビッチとの対戦になるので、しっかり勝って弾みをつけてほしい。 (WOWOW解説、ロンドン五輪代表監督)

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