貴景勝、大関取りへ着々5勝目 勝負の終盤へ「強い自分を出せるように」

[ 2019年1月20日 05:30 ]

大相撲初場所7日目   ○貴景勝―逸ノ城● ( 2019年1月19日    両国国技館 )

逸ノ城(右)を攻める貴景勝(撮影・島崎 忠彦)
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 先場所初優勝した新関脇・貴景勝が逸ノ城を押し出し、5勝目を飾った。一人横綱の白鵬は落ち着いて松鳳山をはたき込み、初日から7連勝で単独トップに立った。6連勝していた阿武咲が魁聖に突き出されて初黒星。大関・高安は琴奨菊を突き落として白星を先行させ、大関・豪栄道は正代を寄り切り3勝目を挙げた。

 226キロの逸ノ城を力いっぱいに押し出した。貴景勝は3発のぶちかましで土俵際に追い込み、最後は体ごとぶつけて勝負を決めた。父・一哉さんに教え込まれた「勝っておごらず、負けて腐らず」の言葉を体現するように連敗を阻止。支度部屋では「たまたまです。しっかり押し込めた」と厳しい表情を崩さなかった。

 関取最重量にも押し負けない。強じんな下半身だけでなく、分厚い上半身もパワフルな動きを支えている。埼玉栄高時代にはベンチプレス210キロを持ち上げ同校歴代1位の記録を持つ。「高校時代はトレーニングにはまって週3回やってましたから」。鍛えた腕っぷしがエネルギーを生み出している。

 大関昇進を見据える22歳。小結の先々場所は9勝、先場所は13勝で「三役で直近3場所の合計が33勝」の昇進目安まで今場所11勝で到達する。八角理事長(元横綱・北勝海)は先場所後「来場所を見てからだろう」と話しており、残り8日で6勝と迫る数字以上に終盤の内容が鍵を握る。

 貴景勝は前日の敗戦を「勝負師として失格だった」と猛省。一晩で切り替え、力強い姿を取り戻した。中日は同じ22歳の阿武咲戦。「強い自分を出せるようにやっていく。それで負けたら仕方ない」。好調の相手をのみ込み、勝負の終盤へと突き進む。

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