貴景勝「千賀ノ浦部屋の力士として頑張る」 移籍で環境変化も迷いなし

[ 2018年10月29日 16:51 ]

千賀ノ浦部屋の看板と並ぶ貴景勝
Photo By スポニチ

 日本相撲協会は29日、大相撲九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の新番付を発表。東小結に就いた貴景勝(千賀ノ浦部屋)が同日、福岡県内で会見し、「(旧貴乃花部屋から)移籍して1カ月弱、そんなに迷いとかない。千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)のもとで頑張っていきたい。新しい環境で体を慣らしていきたい」と抱負を語った。

 デビュー以来、在籍した貴乃花部屋が先場所を最後に消滅したため、移籍先の千賀ノ浦部屋の宿舎で師匠とともに会見に臨んだ。環境がガラリと変わったが、「千賀ノ浦部屋の力士になった以上、千賀ノ浦部屋の力士として頑張っていく」と力強い口調で言い切った。

 先場所は西小結として9勝を挙げる活躍。突き押しを得意とする22歳は非凡な才能を見せつけた。初場所以来、自身2度目となった三役で初めて勝ち越し、「関脇に上がりたい。そこにいかないと次(大関)も顔じゃない」とさらなる高みを口にした。

 賀ノ浦部屋はもともと在籍する幕内・隆の勝に加え、貴景勝、貴ノ岩、貴源治の3人の関取衆が加わる。師匠の千賀ノ浦親方は「申し分ない稽古ができる」と話し、部屋頭となる貴景勝の実力を認めた上で、「もっともっと磨きをかけて、どんどんパワーつけて、どんどん番付上げて」と期待を膨らませた。

続きを表示

2018年10月29日のニュース