【岡崎真の目】逆転Vの宇野、前半ほぼ完璧 後半のミスが惜しい

[ 2018年10月29日 09:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケートカナダ第2日 ( 2018年10月27日    カナダ・ラバル )

優勝し、表彰式で日の丸を掲げる宇野
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 宇野は冒頭の4回転サルコーで回転不足を取られたが、穏やかな曲調の中で続く4回転フリップとトーループを落ち着いて決めた。前半はほぼ完璧な演技だっただけに、後半の2つのミスは残念だ。3連続ジャンプは最初のトリプルアクセルの時に少し軸が前に傾き、跳ぶごとにその度合いがひどくなった。本人にしてみれば、気がついたら氷が目の前にあったという感じで、思わず手をついてしまったに違いない。このミスでリズムと呼吸が乱れ、続く3回転の連続ジャンプでも転倒してしまい、最後は激しく体力を消耗したようになってしまった。

 今季からフリーは4分30秒から4分になった。30秒短くなったとはいえジャンプ1本しか減っておらず、選手の間からは逆に大変になったという声をよく聞く。宇野も息苦しそうに滑っていたが、終盤は無意識で体が動いているような感じで何とか最後まで滑りきった。しっかり練習をしてきたたまものだろう。シーズン序盤でこれだけできるのはさすがで、ノーミスでこのプログラムを滑りきった時にどんな高得点が出るのか楽しみだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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