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片貝沖はハナダイ 新年からノリノリ!!平均30匹前後で全員数釣り 片貝・二三丸

[ 2024年1月19日 07:00 ]

片貝沖のハナダイは型がいい。30センチが中心でに時に40センチ級のビッグサイズも
Photo By スポニチ

 【千葉朗の釣りっ気食いっ気】新たな年になると、ハナダイを釣りに行く。千葉県九十九里にある片貝沖のハナダイは型がいい。景気よく数も出て華やぐ釣りだ。片貝・二三丸に乗り込んだ。(千葉 朗)

 片貝港に午前5時集合で出船。氷点下の朝だったが、風もなく穏やかな海を船はゆっくり進む。釣り場に着いてもしばらく待機。スタートは同6時半。東の水平線の美しいオレンジを眺めながら仕掛けを下ろす。

 二三丸のハナダイ釣りはライトタックル(LT)。オモリ40号のスリムカゴにアミコマセを詰め、ハリス2号2・5メートル、4本のカラーバリか3本のウイリー仕掛け、いずれも二三丸オリジナルを使う。付け餌はオキアミを先端の1、2本に付ければいい。

 水深は30メートル前後、ハナダイのタナは底近くから宙層まで広いが、小倉忠船長の指示ダナより少し下でコマセを振り、タナに合わせて当たりを待てばいい。コマセが効きだすと、すぐに当たり。食い込ませて合わせると、小気味いい引き、無理せずリールを巻けば何度も痛快に竿を絞り込む。イサキに似てもいるが、引きはより強烈。23~26センチ級が中心で、しばしば30センチ級が交じる。そして、ハナダイとして特大サイズ40センチ級も顔を出す。片貝沖のハナダイは型がいい。

 ハリ数が多いので、2連3連もある。30センチ級の一荷となるとなかなか上がってこない。小ぶりが多いがマダイも交じる。そして圧巻は外道のイシダイ。強烈な引きでリールが悲鳴を上げる。この日、釣り上げたのは2匹。同行の釣友も2匹だったが、バラシもあり、年々増えている気がする。いずれも1キロ弱だったが、2キロオーバーの大物が上がることもあり、定番の外道になった。

 終日穏やかな陽気でハナダイの食いは活発。正午過ぎに納竿。平均30匹前後で全員数釣りを堪能した。

 ≪昨年東日本釣宿連合会に新加入≫二三丸は昨年11月、東日本釣宿連合会に新加入した。小倉船長は「片貝沖のハナダイは正月の華。今後はキンメやヤリイカも狙って出船します。スポニチ読者の皆さんに、二三丸の釣りを楽しんでもらえればと思います」と話していた。

 ≪二三丸おかみらが営業「酒井水産」美味で評判≫船宿に併設している「酒井水産」は、二三丸のおかみ・富美子さんらが営業している海鮮加工品店。新鮮なイワシやサンマを裏の工場で加工しており、全て手作り。味が良いと評判で、近隣スーパーなどにも卸しているほど。

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