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激アツ!肉厚!!良型連発!!!食い活発“掛け初め”は寒ビラメ3・2キロ

[ 2024年1月6日 07:21 ]

良型で肉厚のヒラメを連発させた趙さん
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】前当たりからハリ掛かりするまでのドキドキ感…。釣り人の感性を刺激しているのが常磐モノの代表格・ヒラメだ。風が吹けば“食いが活発”を体験しようと、茨城県大洗・弘清丸へ向かった。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「今季はよく釣れていますよ。毎日大きいのが上がっているので、頑張ってくださいね」。弘清丸の女将・ナナさんの笑顔に見送られ早速、出船。弘清丸は昨年12月1日のヒラメ解禁に合わせ、大型船を就航させたばかり。約30分の航程はまさに快適。ポイントに到着すると小沼満船長が「水深は10メートルです。やってみてください」とゴーサイン。各自に配られた餌のマイワシをハリにセットし海底に送り届けた。

 コツコツ、ゴツン…筆者の竿に当たりが伝わった。餌をしっかりのみ込ませるため少し待つとハリ掛かり。開始の流しから本命をキャッチした。小沼船長は「現在は浅場を中心にイワシの群れを探して船を止めています。魚影は濃いので、条件がそろえば型も数も釣れますよ」。これは期待が持てそうだ。

 左舷トモに陣取ったさいたま市の趙興国さん(43=会社員)に良型がヒットした。「ヒラメは当たりが敏感に伝わるから面白いです」と2キロと2・5キロの食べ頃サイズを連発させた。ヒラメは3回目の挑戦だという東京都江戸川区の金斌さん(38=建設業)は3キロをキャッチした。前回は4キロを釣り上げたそうで「大洗沖はヒラメやタチウオなどおいしい高級魚がたくさんいるところですね。私のお気に入りの海です」とニンマリ。

 前半も順調に当たりがあったが、午前10時を過ぎた頃に風が出てきて、当たる数が一気に増えた。「風がある程度吹いていると、船が流れるので広範囲に探ることができます。また海の中の活性も上がるので数も伸びますよ」と小沼船長が気合を入れる。

 道糸が前方に20メートルほど出たところで、筆者の竿にズシンとくる重量感が伝わってきた。浮上したのは3・2キロのグッドサイズ。この後も当たりが続き、納竿時間までは誰かの竿が曲がっているほどの好調ぶりだった。程よく吹いた風に後押しされ、この日は型も数も絶好調。同乗者全員オデコなしで、肉厚の寒ビラメを堪能できた。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ○…9匹を釣り上げ竿頭となったのは、埼玉県八潮市の野崎洋平さん(43=建設業)。コツを尋ねると「前当たりを感じたら絶対に道糸を送らないように心がけています。誘い上げて食い込みを促すと、ハリ掛かりも早くなります」と“技”を披露してくれた。

 ◇当日のタックル 竿=がまかつ「がま船シーファング」ヒラメH270、幹糸=ヤマトヨ「フロロハリス」8号、ハリス同・5号、親バリ=がまかつ・チヌ7号、孫バリ=同・トレブルSP―MH6号、ハリス連結部=イシナダ釣工業「ステンレスワンライン」小。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大洗・弘清丸=(電)029(267)3420。午前4時半集合、乗合料金は1万3000円。

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