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記念の釣果 スポニチAPCの2023年 親子大会V、来年こそ“年無し”、多点掛け

[ 2023年12月30日 07:02 ]

娘の夏海(右)の活躍で親子大会優勝を飾ることができた
Photo By スポニチ

 【プレーバック2023】うさぎ年の今年は釣果をピョンと飛び越えた?皆さんにとってはどんな一年でしたか。スポニチライター陣が振り返る2023年の“釣り模様”とは。

 ▼菅野順也 5月5日のこどもの日、宮城県塩釜で開催された親子カレイ釣り大会に、中学2年生の娘とペアで参加した。優勝を狙うべく仕掛けの長さなど、入念な作戦を練って挑んだ。開始から順調に釣れていたのだが、突然「つまんない」の一言で娘は座り込んでしまった。竿は置き竿で放置状態。船酔いしたわけでもないのに…なぜ?このままでは、優勝どころか散々な成績になってしまう。そこで「欲しいもの買ってやるから、釣りして。お願いだから」。必死すぎて親失格の言葉を発してしまった。すると「じゃあマンガ10冊買って」と即答。打開策としては仕方ないと要求を受け入れた。娘はすぐに竿を手持ちにして再びカレイと向き合い、次々と釣ってくれた。結果は見事優勝することはできたのだが…なんだか釈然としない。もしかしたら、娘の「つまんな~い」は筆者を手のひらで転がす作戦だったのか? (スポニチAPC)

 ▼小林純平 温暖化の影響なのか、ここ数年は冬から春にかけて釣れるホッケの群れが極端に小さくなったように感じる。厳冬期に盛期を迎えるホッケ。秋田県男鹿方面では数釣りができなくなってしまった。ただ、津軽の小泊方面では数日間だけ群れが接岸したようで、仲間が入れ食いを味わった。クロダイもシーズンオフがなく、各地で順調に釣れていたように感じる。春の乗っ込み(産卵期)が、いつ始まったのか分からない状況に。少しずつではあるが、温暖化によって海水温が低温期であっても下がりきらないということになるのだろうか…。得意とする上物釣り(クロダイ)は、順調に釣果を上げることができたが、悔しいかな50センチを超す“年無し”クロダイに出合うことができなかった。来シーズンは筆者の年齢と体調を考慮して、釣果優先ではなく、釣り場の風景や近くの名物料理なども楽しんでみたい。 (スポニチAPC)

 ▼国友博文 今年は千葉県洲ノ崎沖での“あの”シーンを思い出す。洲ノ崎・佐衛美丸では、今シーズンも名物イサキとカンパチが絶好調!カンパチと聞けば遠征大物釣りを連想するが、狙うは2~3キロ級で、ヒラメ釣りのタックルが流用できる。しかし、ぐるりと船内を見渡すと、右舷には遠征仕立てのゴツいタックルの釣り人がいた。竿には太い尻手ロープ。タックルは十人十色だが「カッコいいタックルですね」と声をかけるのが精いっぱいだった。生き餌のイサキは、食い込みがいいように小さいサイズを選ぶ。放り投げれば元気なカンパチが豪快に竿を曲げてくる。右舷のデカいモロコハリの大型イサキ餌は元気に泳ぎ回る。ラスト30分、背後でバタバタと物音が。振り返ると「来たぞー」。このポイントで遠征タックルが根元から曲がるの?「ボコッ」と浮き上がったのは15キロのモロコ。これだから釣りはやめられないのだ。

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