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思い出の釣果 スポニチAPCの2023年 魅力発見、挑戦の年、温暖化の影響…

[ 2023年12月29日 07:04 ]

イサキを狙って7キロのワラサをゲットした
Photo By スポニチ

 【プレーバック2023】今年も残すところわずかとなりました。皆さんにとって思い出となった釣果はありましたか?スポニチAPCの2023年は…。

 ▼林 悠二 今年も心躍るドラマが何度かあった。東京湾の“ルア・タチ”に初チャレンジし、120センチ超級のドラゴンを連発。餌釣りとは違う魅力発見だ。ルアーにもっと早く手を染めていれば良かった。

 晩秋の千葉・飯岡沖では2キロ級のマゴチをゲット!ヒラメのゲストだが、初見参の特大サイズに感激。そして、想像を絶するパワーの持ち主との対決も。

 初夏の静岡県伊東・加納丸。30メートルダチでイサキを狙った時のこと。追い食いを待っていると、何の前触れもなくいきなり強烈な引き。“巨魚”は78メートルの海底まで一気に疾走。これ、もしかして乗っ込みの大ダイかも。脳裏をかすめたが相手の抵抗が続く。途中まで上がると再び海底へ引きずり込まれ一進一退。全員が仕掛けを上げて待機する中、海面に現れたのはブリ一歩手前のワラサだった。7キロ、87センチの大物。根ズレで3号のハリスはザラザラ。不意に襲う強い引き込み→焦らず、諦めず慎重なやりとりが釣果につながった。24年はどんな相手に巡り合えるか…楽しみだ。

 ▼恩田 誠 今年も例年同様、夏秋はアユ釣り、冬春はメジナを狙って磯や堤防でウキ釣りを楽しんだ。ただ、アユ釣りでは恒例の和歌山だけでなく、新潟、福井、滋賀の川に初めて遠征した。また、磯釣りではしばらく遠ざかっていた沖磯にも6回渡礁した。

 いい歳をして、と思われるだろうけれど、そう長くない釣り人生を十分に満喫するために、あえてチャレンジしている次第だ。ただし、日程は余裕をもって計画している。筆者の場合、釣果そのものより、それに至る過程をより重視し、さらに、釣り場の景観もまた欠かすことのできない要素だと考えている。

 24年はアユ釣りでは東北や山陰の中小河川に出かける計画をすでに立案し、メジナ釣りでは今まで出かけたことのない場所で竿を出すことを考えている。いずれも体力の充実が不可欠だが、さらに、いつまでも夢を追い続ける姿勢がより重要だと思う次第である。

 ▼諏訪本 修三 例年通り渓流釣りから始まり、アユ釣りもほぼ順調で楽しい釣行ができた。しかし、気がかりなことが一つある。

 温暖化の影響なのか解禁当初から水温の上昇が早く、山梨県・奥道志川など解禁から数日たつと餌のヒラタがたっぷり採取できるようになった。以前、この地区では水温上昇が遅く、春の彼岸を過ぎないとヒラタなどはあまり採取できなかったのだが…。水温上昇がヤマメの釣果にも悪影響を及ぼし天然魚、準天然魚の釣果は例年より芳しくなかった。夏には35度以上の酷暑の日が多く、アユ釣りは涼しい時間帯を選び釣行したほど。今後、温暖化の影響は釣り界にも悪影響を及ぼしそう。これ以上の温暖化はぜひ避けたいところだ。

 22年の「プレーバック」で目標に掲げた「アユ釣り大会での上位進出」は残念ながら果たすことはできなかった。来季に向けて体力強化と、精神力を向上させ来年こそ上位進出を狙いたい。

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