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50センチ超“年無し” クロダイと初対面 船長お薦め沖平島 今後も期待大

[ 2022年6月18日 07:41 ]

初の年無しに破顔の丸山さん
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】山形・庄内磯でクロダイを狙った。ロッドを極限まで曲げる大物は、50センチを超える“年無し”だった。(スポニチAPC 小林 純平)

 クロダイ釣り師なら、いつかは50センチオーバーを釣りたいと思っているはずである。

 大物への期待を込めて鼠ケ関漁港から渡船「利丸」で船長がお薦めの「沖平島」に渡った。

 大きな島だが、ポイントは北向きで、足場が良く水深もほどほど(約8メートル)の釣り場である。ベタナギの海は、数日前から濁りが入り、なかなか澄んでくれないと船長は嘆いていたが、クロダイ狙いの私たちには絶好の状況だ。同行した山形県南陽市の丸山貴史さん(48=会社員)も気合は十分である。

 磯際から深く落ち込んでいるが、厄介なハエ根はなく釣りやすいようだ。タナを8メートルに設定して、竿先10メートル付近に仕掛けを入れた。潮の動きは全くなく、ウキは安定している。数分流してみたが付け餌のオキアミは消えている。すぐに練り餌のマルキユー「食い渋りイエロー」に替えたが、しばらく流しても形も崩れず丸く残ってくる。

 オキアミと練り餌のローテーションを30分近く繰り返した頃、ウキが小さく押し込まれた。瞬時に合わせたが手応え十分の重さ。間もなく力強い引きを繰り返す。姿を確認する前に40センチオーバーを確信した。

 数分のリーリングで水面に現れた魚幅のあるクロダイは42センチ。
 数投目には再び魚信、今度は43センチを追加した。その後、当たりは消えたが、潮がゆっくり沖に流れ始めると再びの当たりで40センチをタモに入れた。

 筆者の隣で苦戦していた丸山さんに待望のクロダイがヒットした。喜びよりも緊張感で真剣な顔である。相手は相当の大物らしくなかなか浮かない。逆にリールが逆転している。丸山さんは、強い引きに耐えながらも確実に引き寄せている。海面には筆者をはるかに上回るサイズのクロダイが浮かび上がった。とうとう念願の「年無し」を初めて釣り上げた丸山さんは感無量の様子であった。

 この日は、2人で良型ばかり5匹の釣果。絶対に見逃せない鼠ケ関沖磯のクロダイ、これからも期待が高まる。

 ▼釣況 第二利丸=(電)090(7339)5877。渡船料金3000円。

 日本釣振興会と日本釣りジャーナリスト協議会では第22回親子釣り体験教室の参加者を募集する。
 ▼日時 7月26日(火)。雨天決行。
 ▼場所 千葉県浦安市「吉野屋」=(電)047(351)2544。
 ▼釣り物など 東京湾でマアジ釣り(コマセ使用)。各船にインストラクター数人が乗り、釣り方などをレクチャー。
 ▼募集 親子約80人(予定)
 ▼参加資格 小学3年生以上、中学生までの子供。保護者同伴に限る。
 ▼参加費 大人6000円・子供4000円(乗船代、餌、仕掛け・貸しライフジャケット・傷害保険等込み)※貸し竿あり、氷は実費(100円)。
 ▼申し込み 専用サイトから(別掲QRコード)
 ▼締め切り 26日(日)。応募者多数の場合は抽選とします。
 ▼問い合わせ 日本釣振興会=(電)03(3555)3232。

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