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全員お土産十分!!厳寒で激アツ寒ビラメ 身厚の良型 美味サイズ9匹

[ 2022年1月20日 07:12 ]

追い食いで3キロ級を上げた山本喜久二さん          
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便】厳寒期にもかかわらず、釣りファンのボルテージが上がるターゲットがある。茨城方面の寒ビラメだ。一年で最もおいしい時季に加え、時には大型も顔を出すという。早速、波崎・はまなす丸から出船した。(後藤 賢治)

 5時半に出船し、航程約50分で波崎沖に到着した。西高東低の寒い日が続き当日も北西の風の影響で、指先がかじかむほどの寒さ。こんな時には上腕に使い捨てカイロを2枚ずつ貼ると、手袋なしでもポカポカしてくるのでお薦めだ。

 堀田正巳船長の「ハイどうぞ。底まで20メートルです」の合図で一斉に仕掛けを投入する。道糸は10キロ級対策も兼ねて、VARIVAS「クラウン船PE X8」4号を300メートル巻き、親バリは丸セイゴ18号、孫バリはトリプル8号、幹糸は10号、ハリス6~8号(全長1・7メートル)、オモリは80号を使う。1投目。着底して糸フケを取るやいなや、左舷トモを陣取ったつくば市の小野利幸さん(72)に当たり、上げてくると600グラム。ソゲとはいえ何ともうらやましい。

 その後は1時間以上も食い渋り状態が続いたが、午前8時をす過ぎた時、横浜市の御園剣三さん(67)、鶴ケ島市の山本喜久二さん(66)がダブルでヒット。共に1キロ強のヒラメが上がってきた。これが合図となり、船内のあちこちで当たりが出始めた。筆者も美味サイズの1・5キロをゲット!

 堀田船長の「上げて」の指示で山本さんが5~6メートル巻き始めたところ、いきなり竿が満月状態に。「追い食いだ!」。上がってきたのは3キロ。山本さんは「寒いけど釣りに来て良かった」と満面の笑み。

 船橋市の松原憲二さん(50)は「身厚のおいしいサイズばかり9匹上げました。今年も波崎沖のヒラメは爆釣気配。これからまだまだ楽しみです」としてやったりの笑顔。筆者はサイズアップできなかったが、計4匹を仕留めた。釣り客全員がオデコなしどころか、5~6匹とお土産十分。喜んでいると堀田船長は「今日は型が小さくて少ない方です。いつもだと釣り客の半数が規定匹数の10匹に到達し、クーラーボックス満杯になるんですよ」とにんまり。波崎沖の寒ビラメは絶好調で、今がチャンスだ!

◎サッパリ上品スープパスタ

 寒ビラメをおいしく食そう!

 東京都瑞穂町の「寿し長」の大将・長谷川勇一さんお薦めは「スープパスタ」だ。

 (1)ヒラメを5枚におろして皮をひき、身を3センチ大に切る(2)餅を1センチ角に切る(3)めんたいこを1~2センチ大に切る(4)ヒラメと餅を油で軽く揚げる(5)パスタはアルデンテの軟らかさにゆでる(6)スープは白ワイン180ミリリットル、バター、塩、コショウで味つける(7)器に(4)と(5)を盛り付け(6)を注ぎ入れ、刻んだ大葉を散らすせば完成。

 店内客に試食してもらったところ、「サッパリした上品な味。ヒラメのうまみを引き立てて、餅とめんたいこの相性もピッタリ」と大好評。お試しあれ。

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