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【プレイバック2021】コツコツ狙い続けた“尺アユ”

[ 2021年12月28日 07:30 ]

来年の目標はトーナメント復帰!
Photo By スポニチ

 コロナ禍で何かと不自由を強いられた21年。スポニチのライター陣が今年の釣りを振り返る。何か釣れ、どんなことがあったのか?釣りあっての人生…。

 【諏訪本 修三】解禁からあまり期待をしていなかった静岡県の狩野川。しかし8月の中旬ごろから上流部で25センチ級が釣れ始め大アユラッシュが始まった。9月に入ると“尺アユ”も姿を見せ私もゲットしようとコツコツと狩野川詣で!

 しかし尺に近いアユは釣れるも、目標の尺アユを釣るまでには至らなかった。

 しかし強烈なアユの引きは今でもこの腕にしっかりと残っている。他のアユ釣り河川では清らかな流れの山梨県の奥道志川や丹波川では香ばしいアユの数釣りを堪能した。

 渓流釣りでは8月のたび重なる降雨の増水時に尺ヤマメを数匹ゲットした。中でも尺ヤマメはオスでロッドを大きく曲げ最高の引きを楽しませてくれた。

 来年の目標は、コロナウイルスの猛威で2年間、参加できなかったアユ釣りのトーナメントへ出場することだ。

●冷えた体に染み渡るマハタ鍋

 【後藤 賢治】1月中旬のこと。4~5キロのマハタが釣れていると聞き早々、勝浦松部・信照丸へ出掛けた。当日は西高東低の冬型の気圧配置と、風も冷たく海水温も前日よりさらに低いあいにくのコンディション。3時間経過したころ、筆者の竿に初めての当たり「きたマハタだ」大きくあわせると、スッポ抜け!仕掛けを上げてくると、餌の生きイワシにヒラメの歯形が…。「あ~やっちまった、ヒラメだった」とガッカリ気分のまま、最後に残ったイワシの上アゴにハリを掛けて仕掛けを投入した。着底しタナを取るや否や、ググーン。竿先が海面に突っ込んだ。

 「さっきと当たりが違う。マハタだ!」。姿を現したのは2・5キロで、この日1番の大物だった。

 最高にうれしい気分のまま釣果を友人の寿司店に持ち込みシャブシャブ、鍋で食べた。口いっぱいに広がるおいしさは、冷え切った体に染み渡った。これぞアフターフィッシングの醍醐味(だいごみ)。こうでなくっちゃ。


●唯一の「年無し」52センチクロダイ

 【小林 純平】今年はコロナ禍の影響で、思うように他県への釣行ができなくて、釣果的にも厳しい一年であった。

 「年無し」(50センチ以上)と呼ばれる大物クロダイは、秋田港の北防波堤で52センチを仕留めることができたが、この1匹だけの成果であった。

 ただ旅行など出掛けることが少なくなった分、秋田港周りの釣り場には大勢の釣り人が押しかけていた。

 特に有料釣り場の北防波堤は、土・日曜日、祝日の開放日には連日100人を超す人で大盛況。カップルや家族連れなどはマアジを釣り上げて笑顔が消えることはなかった。
 日ごろ忙しいお父さんやお母さんと堤防でお弁当を広げて食べる光景はなんともほほ笑ましかった。

 東北の日本海側は海水温の影響からか、餌取りが多く、クロダイやマダイファンには本命と出合えることは少なかったようである。

 これからコロナが収束したら、大手を振って県外の仲間が待つ釣り場で思い切り竿を振りたいものである。

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