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イカメタルの季節到来 和歌山県白浜町で大満足のアカイカ・スルメ140杯!!

[ 2021年7月7日 05:30 ]

まだ陽の明るい時間帯でイカを仕留めた堺市の久堀信也さん
Photo By スポニチ

 比較的手軽なタックルで始められ、ここ数年楽しむ人がどんどん増えているイカメタルのシーズンが今年もやってきた。夏の釣りということで6月下旬、今回は黒潮の恩恵を早い時期に受ける和歌山県白浜町「代々丸」へ出掛けた。 (スポニチAPC・矢野 貴雄)

 釣果情報だと今年は釣れ始めがやや遅れている様子だったが、開始を待っていたので本調子になる前でも強行という形を取った。当日は釣具量販店「フィッシングエイト」の皆さんの釣行にお邪魔する形となった。釣り人は私を含め9人で釣り座の間隔は広めに取れた。

 午後6時ごろ港を出た船はポイントへ向かい南へ舵(かじ)を取り、30分ほど行ったところで速度を落とした。魚群探知機で群れの反応を探しつつ、われわれ釣り人はタックルの準備を進める。

 ほどなくして水深40メートル弱の地点で仕掛け投入の合図がでた。まだこの時点では明るさが残っているため、底付近を重点的に狙うようにとの指示だ。潮は上りで悪くはないと思われる。
 
 徐々に空が暗くなると船上にアカイカの姿と歓声が上がり始めた。やはり底付近でのアタリが中心だ。パターンとしては、時間の経過とともにタナは上がってくることが多く、そうなると手返しも速くなり数が稼ぎやすくなる。この時点では底狙いで、ぽつりぽつりと拾ってゆく感じだった。

 何度か流し直して海面に潮目が見えたところで、プチラッシュが始まった。トモで釣っていた岸和田市の辻本尚輝さんがこの日初のダブルヒット。

 次々とヒットの声が響く。このタイミングである程度数を稼いだが、徐々にアタるタナが底だったり、宙層だったりとバラついてタナを絞りづらくなっていった。とはいえ、アタリが完全になくなったわけではないという状態で少しずつ追加しながら沖揚がりの時間を迎えた。

 この日の釣果は船全体で140杯、スルメイカ交じりでシーズン初期としては満足といえる釣果だった。
 代々丸では今後の予定として8月いっぱいはアカイカ狙いで出船し、釣況次第では9月に入っても継続するとのこと。他に日中の深海釣り、青物狙いなども出船しておりそちらも楽しみだ。
 
 問い合わせは「代々丸」=(電)090(3168)1739。和歌山県西牟婁郡白浜町才野754の3。

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