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攻め貫きカサゴ連発!!根掛かり恐れず“食わせ”のタイミング計って…高級魚に心躍る

[ 2021年6月21日 06:19 ]

カサゴを釣り上げた内藤大助(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 【大助が釣る!】ボクシングWBC世界フライ級の元チャンピオン、内藤大助が腰越・飯岡丸で挑んだのは“根魚”のカサゴ。根掛かりを恐れず果敢に攻め続けた結果は大型の黒メバル、アカハタのゲストも。

 「高級魚」というイメージだ。カサゴ。スーパーではめったに見かけない。割烹(かっぽう)で食べれば目が飛び出る値段をとられる。そんな魚を釣るのだからワクワクする。

 飯岡丸の三浦公士船長が船を向けたのは江の島沖の水深8メートル。餌のサバの切り身を2本バリにチョン掛けして底に送る。すかさずコツンという当たり。合わせるが掛からない。コツン…不発…コツン…不発が続く中、マネジャーのショウが連発している。

 「餌を半分に切って、底で待ってみてください」。ボクシングの試合でも、セコンドのアドバイスは心強い。その通りにしたら“コツン”からハリ掛かりさせることに成功した。

 母の道子は煮魚が得意だった。民宿を経営していてお客さんには肉料理を出すのに子供にはいつも魚料理。文句を言うと返ってきた言葉は「おまえはお金を払っていないだろ。お客さんはお金を払っているんだ!」。

 釣れたカサゴは故郷の北海道にいる母のことを思って煮て食べることにしよう。

 ポイントを移動しながらの拾い釣り。深い所では水深30メートル。根掛かりの激しい場所では仕掛けとオモリがなくなる。それを恐れているとカサゴは釣れない。当たりがあったら少し聞き上げ、“食わせ”のタイミングを計る。慣れてきたから、次々と釣れる。小型は全てリリースした。竿先を激しく揺すって黒メバルやアカハタも上がってきた。

 午前6時半に出船して、納竿は午後1時半。あっという間だった。釣りは時間を忘れさせてくれる。

 ◇内藤 大助(ないとう・だいすけ)1974年(昭49)8月30日生まれ、北海道豊浦町出身。07年、WBC世界フライ級王座獲得。戦績は42試合36勝(23KO)3敗3分け。11年に引退後はタレントとして活躍中。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。出船は6時半。乗合料金9500円。

◎旅の模様はYouTubeで

【同釣記】内藤さんは近々、キャンピングカーを購入するという。それであちこち回るのが楽しみ、だとか。「釣った魚を調理して、食べるのもいいですね」。キャンプ旅の模様はYouTubeで配信する予定。その準備もあって船上でカサゴの下処理も体験。鋭い背ビレに指を刺され出血し「おー痛い。指がジンジンしてきた」。旅の道中、釣れた“毒魚”には十分、ご注意を。

(笠原 然朗)

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