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初心者も上級者もカサゴーゴー!!仕掛けシンプルで強い引き魅力 うれしいゲストも

[ 2021年5月21日 06:12 ]

沖メバル(左)とカサゴを釣り上げた筆者
Photo By スポニチ

 【金澤美穂の釣美女主義】年間釣行200日以上の釣りガール、金澤美穂が狙ったのは相模湾のカサゴ。良型交じりで強い引き味も魅力。腰越・飯岡丸に乗り込んだ。

 腰越付近の海は浅場にも根が多く、港から近いところで根魚が釣れる好ポイントが点在しています。

 午前6時30分出船。ポイントはどの辺かな?と思っていると、港から5分程度で到着。とっても近い。船で配られたサバの切り身を餌に、胴突き仕掛けで狙います。水深は15メートル前後なのでオモリは20号。ライトゲームタックルにシンプルな仕掛けで入門しやすい釣りですが、ベテランがハマるのも分かる難しい場面も多い釣りです。

 今回のタックルは餌の食い込みを良くするため軟調子の竿を使用しました。餌のサバ切り身をハリにチョン掛け。仕掛けが着底したら、拳2つ分ほどオモリを浮かせてしばらく静かに待ち、当たりがなければ少し竿を上下させてアピールしてみたり、こまめにタナを取り直したりして探ってみます。

 根掛かりに注意しながら攻めていきます。ついばむような小さな当たりでは合わせず、しっかりと食い込む感覚を確認してから合わせます。

 開始早々に当たりが出ましたがなかなかハリ掛かりせず、仕掛けをあげると餌がボロボロ。うれしいゲストも多いこの釣りですが、餌取りのベラなども多く、苦戦する場面も。船は根の上をゆっくり流していくので、こまめに底を取り直した時に当たりが出ることに気付き、その後順調に本命カサゴをゲット。

 ふと気が付くと船の周りにイワシが泳いでいたので、途中からは竿をもう1本出してサビキでイワシを釣り、胴突き仕掛けのサバ餌と交換して生きイワシで根魚を狙ってみました。するとサバ餌の時よりも当たりが多くあり、釣れる魚も少しサイズアップ!

 そのままの仕掛けだと餌がひったくられたり、しまいには魚が大きくハリス切れ。なのでハリスを太め、長めにした仕掛けを即席で作り落としてみると効果てきめん。カサゴに続きメバルやカレイ、アカハタなどの高級魚も釣れ、魚種多彩!初心者から上級者まで楽しめるカサゴ釣り、皆さんもお試しあれ。

 ◇金澤 美穂(かなざわ・みほ)1989年(平元)生まれ、神奈川県出身。SNS上の釣りリポで注目を集め、現在は釣り雑誌、ムービーなどで活躍中。年間釣行は200日以上。

 ◯…日中は風がなければ暖かい日が多くなった最近ですが、沖に出て風が強いと上着を羽織らないとまだまだ寒い日もありますね。風速1メートルで体感温度は1度下がるといわれているので、気温20度の日でも風速5メートルなら体感気温は15度。釣りに行く時は防寒代わりにレインウエアなどの羽織れる物を持っていくことをオススメします。

 ◯…カサゴは食べても高タンパク、低脂肪、低カロリーで女性にもうれしい魚。タウリンの量が多く、ウナギと同等の栄養価があるといわれ滋養強壮の効果もあるとか。小ぶりなカサゴを唐揚げにしてしまえばカルシウムも効率よく取れます。

 ▼使用タックル 竿/ライトゲームCI4+ TYPE73 M200 Right、リール/ベイゲーム 150(以上シマノ)

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。出船は午前6時30分。乗合料金9500円。

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