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兵庫県明石市・二見人工島 肉厚カレイ、ゲットだぜ!!34、38センチ華麗にしとめて大満足

[ 2021年5月19日 05:30 ]

38センチの大物ゲットで笑顔をみせる
Photo By 提供写真

 五月晴れが広がり、天候の安定とともに注目度の高い東播エリアの埋立地が活気づいている。中でも、兵庫・明石市の東二見人工島ではコンディション抜群の大型マコガレイが高確率で狙える。今月上旬の釣行は、朝マズメで期待の潮が動かず苦戦。引き潮が動いた時合に釣友が33センチ、私も34センチと連発。午後からは潮が緩むチャンスに38センチの大物がヒットした。カレイ独特の強烈な引きと重量感を味わうことができた。(スポニチAPC・松尾 幸浩)

 今年は全般的に海水温の上昇が遅れており、例年なら活発に釣れているキスの姿がほとんど見えない。反対に、花見ガレイが一段落した釣り場が多い中で、沖合を埋め立てた人工島ではまだまだカレイが釣れ続いており、ファンを喜ばせている。

 現地到着が午前5時ごろ。沖面にある有望スポットに目をつけて、釣友は東側、私は西側に釣り座を取って、早速、標準的な2本バリ仕掛けに、マムシと青イソメを刺してキャスト。置き竿にしてアタリを待つ。潮流が速い播磨灘の沖合に面しており、東西に約2キロも続いている好釣り場。天気も良く、釣り人も多いが、密にならないように広く間隔を取っている。暖かいのでコロナ禍のストレス解消と最高の気分でキャストが出来るのがうれしい。釣り場は潮通しが抜群で、水深は5~10メートルと浅いがシモリまじりの砂地が広がる。大型カレイの実績場で、先週は45センチを筆頭に40センチオーバーの大判マコガレイが多数ヒットしているので、みんな黙々と打ち返していた。

 ただ、朝マズメも期待の潮が全く走らず、エサ取りばかりで苦戦。状況が好転したのは9時ごろだった。止まっていた潮が東にゆっくりと流れ出すと、最初に竿を曲げたのは釣友だ。これは33センチもある良く肥えた1匹でニッコリ。私も竿先を注視すると、しばらくして遠投の竿にグィーッと明確なアタリがあった。足元に浮いて来たのは34センチもある肉厚のマコガレイだ。実にうまそう。毎回、時合となる潮に敏感な正直さには本当に驚かされる。ただ、そううまくはいかないのがカレイ釣りの奥深さ。ここからは引き潮が速くなり、シグナルはピタッと途絶えて、また厳しい状況に突入してしまった。

 次の時合は、午後2時ごろに流れが緩むチャンスタイム。しばらく様子を見ていると、遠投の竿が一気に海面に突き刺さり、クイックドラグがジィーッと悲鳴を上げた。反射的に走り寄って合わせると、ズシッとした重量感で乗った。何度も海底に強烈に締め込み、これは大物と慎重に浮かすと大きな姿を見せ、一発でランディング。測ると38センチもあり、これなら納得と思わずガッツポーズが飛び出た。

 その後はまた潮が止まり、残念ながら追加はなく、午後3時に納竿となった。この調子ならまだまだ楽しめそうで、肉厚のパワーみなぎる大型カレイの引きを味わってほしい。

 《潮の動き見極め集中的に》 
 季節ごとにいろいろな魚が狙えるのが東二見人口島だが、これから日中は暑くて体力的にもキツい季節を迎える。潮見表で満潮・干潮を確認し、とにかく潮の動きはじめ、潮が緩み止まる前を見極め集中して釣ることが大切。周辺には釣具店やコンビニもあり、近くには公園とトイレなどの設備も充実している。

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