極小フライで効果大!!ニジマスゲット

[ 2021年2月7日 07:15 ]

ヒレピンのニジマスに見ほれる筆者
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 【奥山文弥の釣遊録】小菅川の「冬季ニジマスキャッチ&リリースエリア」に行ってきました。

 放流直後の魚はどんなフライにも食いつきますが、何度か釣られると太い糸、大きなフライでは釣れなくなります。水温が低くなる真冬ですから流れてくる餌はユスリカやコカゲロウなど超小型の昆虫です。これが水面を流れるとライズもします。そこで「ミッジ」という極小フライで釣るのが面白くなるのです。フライの大きさは4~5ミリというサイズ。使うティペットは0・3号以下です。時に0・2号以下を使うことさえあります。

 今回持参したロッドは超クラシックなオービス「HLSアダムス」(8・5フィート4番)リールはハーディ「マーキス」。ラインはWF3/4、リーダーは7X9・5フィート。ティペットにはサンライン「トルネード鮎」を使いました。数多く販売されている糸の中で細糸はアユ用が一番強いからです。

 最初のフライは何回流しても食いつきませんでした。もちろんフライは見えないので、あのあたりにフライが落ちて流れているなと思われる場所でライズがあったら自分のフライを食べたと信じて合わせを入れるのです。この時はほぼ投げるたびにライズしていましたが、フライが見破られているのか、糸が見切られているのか、はたまた流し方が悪いのか分からない状態でした。フライが見えている時、その横で本物にはライズするのですから。

 そこで10分ほどやって交換してみるとすぐにパシャッとライズしフィッシュオン。糸が0・3号なので思いっきりロッドを立てられず緩い力で引いたら、ジャンプ一発でバレてしまいました。この寒い時のジャンプは見事でしたが、キャッチしていませんからね。

 そしてなんと次の魚もバラシ。実はミッジの釣りはフックが小さすぎるため、時に薄く刺さるので身切れを起こすこともあるのです。3匹釣ったら帰ろうと思っていたのに、最初の1匹をラバーネットに入れたのはなんと6匹目。水面でヒットしてくれたことはうれしかったのですが、最初のバラシから30分以上たっていました。水温は7度でした。

 ちょっと休憩してから場所を替えた頃には日差しがピークになり、今まで水中でじっとしていた魚も、水の中で餌をあさりに動き始めました。そこで今度は水中にフライを沈めての釣りです。ちょっと大きめで見えるサイズのヤマゲフライ(クリムシを模したフライ)で泳いでいる魚の鼻っ面に流れるようにキャストして操作します。

 ここでもフライを見破るのか、糸が見えているのか、見向きもしない魚もいましたが、それでも何回かに1回はパクッと食いつくのが見えます。しかし吐き出すのも相当早く、反射神経で合わせを入れるほど。せっかく食いついたのに掛かるのは3~4回に1回でした。何匹か釣るうちに年越しのヒレピンが釣れました。

 この冬季エリアは2月いっぱいで終わり。3月から奥多摩湖バックウオーターの金風呂エリアが解禁になります。放流はもちろん、楽しみなのは年越しフィッシュと、奥多摩湖からの遡上(そじょう)マスです。

 小菅はいろんな楽しみ方ができる川です。(東京海洋大学客員教授)

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