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難易度高め“ドラゴン”クエスト 2年ぶりルアーで東京湾の夏“大冒険”

[ 2020年7月29日 07:51 ]

追い渋りの中、なんとか1匹                               
Photo By スポニチ

 【安藤麻貴の教えて!船長】東京湾の夏のタチウオシーズンへ。レースクイーンで釣りガールの安藤麻貴が乗り込んだのは横浜新山下の渡辺釣船店。2年ぶりのルアー釣りで“ドラゴン”退治だ。

 朝イチのポイントは富津沖の水深15メートル。ジグは100グラムを使用。

 乗合船ではポイントごとに船長に指定された重さのジグを使用します。これは潮の流れがある場所でオマツリを防ぐため。全員同じ重さを使用していれば同じ角度で流れていくのでオマツリしにくくなりますね。

 事前に船宿に確認すると「〇〇~〇〇グラムあたりを持ってきてね」と教えてくれます。

 この日はHPを参考に100~200グラムを持参。色のバリエーションを増やしたために荷物がかなりの重量になりました。

 ジグのカラーが大きく釣果を左右するタチウオ釣り。以前みんなが釣れているカラーのジグを持参していなかったがために釣果に差が出て悔しい思いをしたので、多めにカラーを用意して万全の態勢で臨みます。

 朝イチはタチウオ専用カラーのジグをチョイス。濁りがあったので、おなかの部分にグローのラインが入ったタイプにしてみました。

 タチウオは共食いする習性があるので、キラリと光るシルバーのジグも多く出ています。

 予想が当たったのか、何投目かですぐにヒット!小ぶりですが幸先の良いスタートです。隣の方もシルバーのジグで指4本幅ほどが釣れています。

 船中ポツポツと当たりがあったものの、すぐに反応が消えてしまいポイントを転々。「2日前から東京湾の様子がおかしいんだよ」と船長。

 潮の流れが異常に速く、魚探に反応があってもすぐに散ってしまうそう。そこからは反応があっても1匹釣れたらすぐ反応が消えてしまい移動する、の繰り返し。常連も「こりゃだめだ」とため息が出るほど。

 それでも前日よりは良い型が出ているそうで、希望を捨てずに釣り続けます。

 観音崎沖へ移動。水深75メートルでは150グラムのジグを使用。水深50メートル程度から急に潮が速くなりジグが流されます。しゃくるのが難しい…。基本のワンピッチジャークや、速巻き、ただ巻きといろいろ試しますが当たりなし。周りを見てもかなり苦戦している様子です。

 それでもたまにポツンと釣れるので、釣れた方のジグを参考に私もジグの色を変えてみますが、なかなか当たりが来ません。

 長く厳しい戦いが続き、船長もあちこち船を走らせポイントを探ってくれています。

 周りの船を見ていても、餌もルアーもあまり釣れていない様子。

 潮が速い時はどうしたらいいんだろう?と誘い方に苦戦していると、「今釣れた人は結構、速巻きだったから、もう少し速く巻いてみて!」と船長からアドバイス。いろいろと工夫してみますが、その後型を見ることなくこの日の釣果は1匹で終了。んー…悔しい!

 船中1~7匹と激渋な釣行となりました。

 それでもゼロにならなかっただけマシかな!と自分を励ましました。

 ◆安藤 麻貴(あんどう・まき)1989年(平元)生まれ、青森県出身。レースクイーンアイドルユニット「ドリフトエンジェルス」の元メンバー。「SHIMANO TVドキドキ釣りゴコロ」出演をきっかけにさまざまな釣りに挑戦中。


 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。出船午前7時。乗合料金9000円。女性・中学生以下6500円。

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