寒クロ粘勝 メバル完勝

[ 2020年1月20日 07:42 ]

遠藤さんは8本バリに8匹パーフェクト
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 【東北の釣り】宮城県仙台湾では春を先取りする沖メバルが釣れている。ゾロゾロと連なって上がってくるさまは圧巻だ。一方、日本海沿い、山形県鶴岡市では寒クロが竿を絞る。

 ≪宮城県・亘理≫「海底は高めの根です、底から2~3メートル上のタナを狙ってください」。湧き上がるように魚探に映る群れを捉えた菊地慎吾船長からゴーサイン。

 午前5時15分、亘理港より出船したきくしん丸は航程1時間半で天然の根が広がる水深65メートルのポイントに到着。胴突6~8本バリ仕掛けを投入。誘いは入れずに、ハリスを潮になびかせて少し待つ。「プルプル」と軽快な魚信が竿先に伝わってきた。さらに「ゴンゴン」と大型が追い食い。巻き上げに入ると竿が胴まで曲がって期待がふくらむ。私の1投目は尺超えを含め5点掛けのスタート。

 菊地船長によると「付け餌はサバやイカの切り身で、小さめにするのが食わせるコツです。水深60~70メートルなので、タックルは黒メバルと同じでOKです。本格的な深場を意識しないで気軽にチャレンジしてください」とのこと。

 魚種と魚影が豊富な海域なので3時間かけて通っているという、大田原市・遠藤均さん(56=会社員)は「多点掛けを狙って成功した瞬間がたまりませんね」と8本バリに「ゾロゾロ」の、8点掛け“満貫”を披露。

 仙台市・鈴木賢史さん(41=会社役員)は「令和2年も仕事と釣りの両立が目標です。この釣りはゲストが多彩なのがうれしいですね」と、マゾイとマアジを追加。

 私の沖メバル釣果は竿頭となる53匹。シーズン序盤からこの調子、今後さらに上向きそうだ。(スポニチAPC・菅野 順也)

漁港堤防周りには、外海から大波が回り込み、濁りも入り海況としては悪くない。同行した東根市の奥山博文さん(40=自営)は、久しぶりの釣りだから気合は十分である。

≪山形県・鶴岡市 米子漁港≫ 水深は10メートル前後。タナを底ベタ狙いに調整して仕掛けを投入したが、海はまき餌に集まる小魚の大群で真っ黒になるほどである。今シーズンは、暖冬の影響で海水温も高めだが、これほどの餌取りから本命を引き出すのは難儀しそうだ。案の定、やはり、オキアミだけだと瞬時に消える。

 この日、持参した餌は、ほかに練り餌のマルキユー「食い渋りイエロー」と「チヌパワーくわせダンゴ」。この餌をローテーションで使い分けることにした。

 それでもマアジやサバがウキを勢いよく消し込むが、マアジは25センチ前後で型も良くお土産にキープした。粘り強く仕掛けの投入を繰り返してもクロダイの気配は全く感じられない。しかも、冷たい雨も降り始めてきたから2人とも意気消沈。

 だが何の前触れもなく強烈な当たりが奥山さんのロッドを襲った。竿の曲がりが半端ない。大波に引き込まれて予想以上に湾曲する。相手はかなりの良型と分かる。奥山さんには笑顔はない。必死でリーリングを繰り返している。

 やがて海面には大本命のクロダイが浮かび上がった。筆者が差し出したタモに入ったクロダイは40センチジャスト!「チヌパワーくわせダンゴ」で仕留めた、脂が乗った立派な寒クロダイであった。(スポニチAPC・小林 純平)

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