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ニッコリ良型ホウボウ マダイ本命も多彩なゲストズラリ

[ 2019年10月1日 07:19 ]

美味魚、ホウボウを釣り上げた中山さん
Photo By スポニチ

 【釣り巡礼】軽いオモリが1つだけ。手応え抜群のテンヤなら、多彩な魚種をターゲットに楽しめる。ジギング・タイラバと合わせて宮城県仙台湾で楽しんだ。(スポニチAPC 菅野 順也)

 釣行当日の早朝、乗船受け付けでみなとや釣具店に立ち寄った。店内には釣れたマダイを手にしてにこやかにほほ笑む“えびすさま”の写真がズラリ。乗船前からやる気が出てくる。

 午前6時半、仙台湾の南部、水深22メートルの根が広がるポイントに到着したみなとや丸。シーアンカー(水中パラシュート)を流して、船と潮の同調を確認。秋元勝治船長から「テンヤは8号から。ジグとタイラバは60グラム。または45グラムから始めて、各自調整してください。タックルの選択は自由ですが近況ではテンヤへの反応が良いです。初心者の方は声を掛けてください、マンツーマンでレクチャーしますよ」とゴーサインが出た。

 皆さん、船長お薦めのテンヤからスタート。釣り方は20メートルほどキャストして着底したら竿1本分誘い上げてからゆっくり落下させて再び着底させる。この繰り返しだ。

 秋元船長によると「初心者でキャストができなくても大丈夫です。活性が上がっていれば海底から少し上のタナで止めているだけでも食ってきますよ」とのこと。1時間ほど経過したが、イナダやワラサのヒットのみで、より広範囲に探れるジグやタイラバに変更する釣り人も現れた。

 穂先のわずかな動きに集中していた、仙台市・中山学さん(42=会社員)は「タイラバを使って、着底から2回転で掛かりました。本命ではありませんがうれしい魚ですね」と良型のホウボウににっこり。
 地元でテンヤの釣りができるので、みなとや丸に通っているという塩釜市・大石三男さん(61=理容師)は「ヒラメとマゴチが釣れました。次は必ず本命を釣りますよ」と意気込みを語った。

 大石さんと同行の、塩釜市・高橋学さん(42=会社員)は「ヒラメ、マゴチ、イナダ、フグが釣れました。自分のタイミングでタックル変更できて楽しめました」とお土産を確保した。

 筆者もタイラバで、良型のホウボウとマゴチをキャッチできた。当日は午後5時までの1日船。残念ながら本命の姿は見られなかったが、多彩なゲストが盛り上げてくれた。次回こそはマダイを釣ってえびす顔になるぞ!

▼当日使用のタックル テンヤ=エコギア「オーバルテンヤ 5~8号各色」、リーダー=ヤマトヨテグス「フロロショックリーダー2・5号」、タイラバ=がまかつ「桜幻鯛ラバーQ」60グラム、リーダー=ヤマトヨテグス「鯛ラバショックリーダー」3号。


 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、塩釜・みなとや釣具店=(電)022(366)3709。出船は午前5時。午後5時までの1日船は乗合料金1万2000円。(餌2パック付き)他の時間プランもあり。

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