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一荷連発も!!中高生81人のアツイ“船上の甲子園”

[ 2019年7月27日 07:30 ]

一荷続出の吉野屋2号船では日大二Bの西村琴梨さん(左)もアングラーズアイドル松尾智佳子のアドバイスを受け絶好調
Photo By スポニチ

 バリバスカップ2019スポニチ「U―18選手権 東京湾LT(ライトタックル)マアジ釣り大会」が23日、東京湾一帯を舞台に行われた。中高生16チーム81人が5隻に分乗して参加した。若者たちの奮闘ぶりを特集。

 船中1号はマダコ。珍客に桐朋中3年生の清田悠仁君はキョトン!?釣りは「小6の頃、お父さんと行ったカツオ」以来でアジは初めて。戸惑いがちだった動作も次第にコツをつかみ、家族4人に十分なお土産をゲット。受験が気になる時期だが「ストレートで行けるので」。そこは付属校の恩恵、夏休みのひと時を十分楽しんでいた。(中山丸)

 総勢13人、顧問も六郷雅弘教頭ら3人、そろいのユニホームで参加したのは、神奈川県足柄上郡の立花学園高校。進学校で在校生は約400人。バドミントン、バスケット、柔道の強豪校だが、一方で17人が所属する釣り部の動きも活発だ。沖釣りなどの釣行は2カ月に1回だが、近くを流れる酒匂川では解禁以来アユ釣りざんまい。「毛バリはほぼ毎日、今度は友釣りもやりたい」とはAチームリーダーで2年生の藤井雄太郎さん。乗合船は過去5回経験していて手際良く「今までで一番良かった」と数も伸ばしていた。初めて狙う仲間も数は釣るものの大型は不発、入賞を逃した。「次回こそは…」。皆が意気込みを見せていた。(ミナミ)

 船酔いに苦しみながらも“ミラクル”を見せたのが、蔵前工業高校2年生の木村奎太さん。船中1号で良型のマアジを釣り上げたものの、顔色がどんどん悪くなりついにはダウン。1時間ほど休憩を取って復活すると、今度は一荷を連発させた。「船酔いは気持ち悪かったけど、対処法を学んでまた船釣りに挑戦したい。楽しかった」とニッコリ。(吉野屋)

 足立工業高校3年生の和田拓巳さんは、自作ナイフで良型のサバを次々と血抜きしていた。VG10というステンレス素材を1週間かけて削ったという自信作。この日が初使用で「切れ味はまずまず」。父親が持っていたナイフに魅了され、中学生から趣味で作り始めたそう。将来の夢はナイフ職人?「需要がないですからねえ」。意外と現実的だった。(吉野屋)

 ▼第10代アングラーズアイドル松尾智佳子
 “釣り甲子園”は指導に回りました。先生ですよ。船釣り2回目という日大二中1年生の西村琴梨さんに、道具の使い方、釣り方などみっちり教えました。
 若い子は凄い!少し教えただけで、すぐ吸収してくれるんですよ。しかも「釣れて楽しかったし、先生も優しかった」ですって。うれしい~。釣りの魅力にハマってくれたかな?素質十分な上、運も持っているので、いろいろな釣りを体験して、スーパー釣りガールになってくれるといいなあ。

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