大当たり 春のフグ引き 30センチオーバーも50匹も夢じゃない!!

[ 2019年4月4日 07:26 ]

粂川さんは30センチ級の良型。1匹でも食べでがある
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 【博覧釣記】桜が咲くころになると春の大洗は連日、大にぎわい。ヤリイカ、ヒラメ、そして丸々と太ったジャンボ“春フグ”が絶好調に釣れている。マダイに負けない、今春の一押しターゲットを紹介しよう。(國友 博文)

 弘清丸はほぼ周年、フグ一筋で出船中。フグマニアには人気の高い船宿である。この地では20~40センチ近い良型ぞろいが特徴。潮の具合で多少ムラはあるが、トップ50匹も珍しくない。

 定刻の5時になると、根っから明るい女将のななさんに見送られて、ベテラン小沼満船長は好調が続く大竹沖に向けて出船する。

 「水深30メートルです。底は砂利ですから根掛かりはありません。当たりがなくても空合わせしてください」と実釣開始。この釣りは、正確なタナ取りと合わせにある。オモリの着底を確認したら、オモリが海底をトントン叩くぐらいのタナをキープする。

 ファーストヒットは右舷ミヨシの宇都宮市菊池聡士さん(48=歯科医)。30センチ級、うわさ通り良型を抜き上げると「前回は35匹でした。竿先のモゾモゾが分かると数はグングン伸びますね」とフグのテクニシャン。

 私の隣では慣れた手さばきで宇都宮市・粂川鯉輝さん(49=会社員)も同サイズを手にしてニッコリ。

 「鯉(こい)が輝く」とは釣り人には興味津々の名前。「おやじが釣り好きで趣味で釣り堀もやってましたよ」

 これだけ釣れても「きょうは潮が悪いです」と船長は浮かない様子。そんな中、菊池さんに強烈な当たりが訪れると、釣れたのはヒラメ。その後もポイント移動直後に決まって良型が顔を出す。

 新しいポイントに入った時がチャンスで、釣果を呼び寄せよう。当たりがなければ、ゆっくり誘い上げてしっかり餌をアピールする。自信を持って誘い下げると「クン!」と明確な当たりだ。即合わせを入れると「ギュギュン!」と手を止められる何とも言えない衝撃に興奮する。

 文句なしの30センチオーバーを手にして、この釣りの楽しさを実感する。手応えよし!サイズよし!そして食べてよし!感動の三冠王である。

 「これから夏にかけて、バッタバッタ釣れるから難しくありませんよ。引っかける釣りだから駆け引きが楽しいですね」と船長は話していた。

 ◯…フグの強い引きを存分に楽しんだら、港では仲良し夫婦が手際よくさばいてくれる。仕事が丁寧で、フグの身はピカピカとパールホワイトに輝く。料亭顔負けの仕上がりは、まさにフグの「身欠き=磨き」と言える。この輝くフグの身は台所を汚す心配はなく、すぐに絶品のおいしさにありつける。これが人気の秘密と言える。

 ▼フグ名人・粂川さんの話 大洗のフグは最高ですね。食材の味を生かしてこの時季は「湯豆腐」がオススメです。フグ本来の味を楽しめます。作り方は簡単です。鍋に昆布をペロッと1枚入れるだけ。締めの雑炊はぜひ味わってほしい一品です。もう一つ、短冊にさばいた身を海水に30分漬けて一夜干しにします。サッとあぶると酒飲みの私にはもうたまりませんね。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大洗・弘清丸=(電)029(267)3420。集合は午前4時半。乗合料金1万円。餌のアオヤギ1パック、氷付き。

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