×

エサ取りに負けず…マコガレイ3連発!瀬戸内でいよいよシーズン到来

[ 2018年10月3日 12:27 ]

兵庫県明石市新浜

おいしいカレイのシーズン到来だ!良型マコガレイをゲットしニッコリ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】めっきり朝夕が涼しくなるのに伴って、瀬戸内の近海で待ちに待った早場カレイの雰囲気が漂ってきた。今回、投げ釣りに向かったのは地元で定評のある兵庫県明石市の新浜。まだ水温が高く、猛烈なエサ取りに四苦八苦しながらも、本命のマコガレイ25〜27センチを3連発でゲット。しかも肉厚で釣趣も食味も満点。盛期に向けて、幸先の良いスタートを切ることができた。(関西ベイキャスターズクラブ・松尾 幸浩)

 現地着は9月23日の午後2時過ぎ。好釣り場の大波止へ上がると最近、ハマチやサゴシなどがよくヒットしているので“ルアーマン”がズラリと並んで大盛況となっていた。

 普段なら「いい場所がない」と逃げ腰になるところだが、今回は心配無用。「早場カレイは、水深のある沖向きよりも浅い港内側を狙え」が鉄則だからだ。案の定、白灯台の先端部まで行くと、狙いの内向きはガラガラで貸切状態だった。

 早速、標準的な2本バリ仕掛けに、エサ取りには強い塩マムシを刺して軽くキャスト。北側にある一文字波止との航路筋を狙う作戦だ。この日は大潮で干潮が午後2時ごろ。「潮が動き出す3時ごろからがチャンス」とサオ先を注視する。

 だが、海水温がまだ高いためかベラ、カワハギ、小ダイなど嫌なエサ取りとの壮絶バトルに。三脚に赤ざおを並べると、さお先はコンコン、コンコンと激しい上下ダンスの真っ最中。これで釣れるのか不安が募るが、早場カレイはこのエサ取りとの根比べなのだ。

 ちょうど、見学に来た常連さんに最近の釣況を聞くと「水温が高くてカレイ狙いはまだ誰もいないよ」。さらに「台風の影響で内向きの底にはゴミがたまり、根掛かりも多くて無理ですよ」とも。「これでは無理かな」と心が折れそうになった。

 それでも、必ずいるはず…と、信じて辛抱することにしたのが大正解。潮が動き出した午後3時過ぎ。コンコン、グィーッと外道とは違う鮮明なアタリが来た。これはカレイ?と半信半疑だったが、一呼吸待ってから合わせると、ズシッとした重量感が伝わった。

 ワクワクしながら巻き取ると足元に浮いて来たのは25センチのマコガレイ。最初は釣れるか不安だったが、この1匹でボルテージが急に上がってきた。同ポイントへ集中攻撃。それから時合いになったのか、バタバタと肉厚の食べごろサイズを2匹追加。今夜は刺し身に煮付けと久しぶりにうまいマコガレイが食べられるとうれしさが倍増してきた。

 昨年9月にはここで39センチの大型もヒットしているとあって、4時過ぎまで粘ったものの、流れが速くなり、根掛かりが多発してきたため仕方なく納竿。ただ、短時間ではあったが潮をきっちり読んで、カレイ“一番乗り”が達成できた。

 今後は水温も徐々に低下。それに合わせて良型が乗っ込んで来て型、数ともにさらに良化してくるので楽しみにしてほしい。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る