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友釣り楽しめるトモ!!急瀬にトロ瀬にポイント移動

[ 2018年9月16日 07:12 ]

近藤さんが釣ったのは中型
Photo By スポニチ

【2018アユ】天然遡上(そじょう)のアユが多い静岡県興津川では、これからが本番といえるほど、魚影はたっぷり。澄んだ清流で、知人が友釣りに初挑戦した。(スポニチAPC 恩田 誠)

(初挑戦で苦戦も/来季本格入門だ/)静岡市清水区を流れる興津川は、東日本では最も解禁が早い川として知られる。水の透明度が高く、アユが美味であることも長所の一つだ。

 天然遡上のアユが多いこの川は、養殖稚魚の放流量も豊富なので、魚影はすこぶる濃い。このためか釣り期は長く、地元の釣り人は11月いっぱい、なかには年末まで友釣りを行う人がいる。

 今の時季、早くに遡上したアユは産卵期に入っているが、遅れて遡上したものは今が育ち盛りのため、追い気満々だ。

 格別に急しゅんな谷はなく、流れがきつ過ぎる瀬もほとんどないため、この川はほぼ全てがポイントといえる。河川敷などに駐車スペースが整備されている場所も多いので、混雑を避けて、のんびりと釣りが楽しめる場所もかなりある。

 釣りやすい中流域では、「茂野島」「高瀬出合」が瀬釣り派に、「大網吊橋」「和田島」が泳がせ釣り派に人気。のんびり派には「但沼(ただぬま)大橋」周辺がお薦め。

 ポイント移動が容易な川なので、個人的には探り歩く釣りが好み。急瀬で大型を狙ったり、トロ瀬で泳がせ釣りでの数釣りを楽しんだりと、一日でいろいろなスタイルの釣り方を楽しむことができる。

 今回は、名古屋市在住の知人である近藤大樹さん(45=予備校講師)が、友釣りに初挑戦したいというので、現地で合流した。

 休日なので、人けがやや少ない但沼大橋下のポイントで竿を出した。

 あらゆる釣りの中で、初心者には最もハードルの高い友釣りだけに、釣り好きの近藤さんも大苦戦。特にハナカンのセット、友アユの送り込み、掛けたアユの取り込みには相当、苦労したようだ。征服しがいのある釣りだけに、来季から本格入門することを誓った。

 ▼釣況 いしがき小屋=(電)090(5611)1411。入漁料1日1500円。オトリ1匹600円。

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