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アカムツ!ヒラメ!お宝ザクザク 全員本命間違いなし

[ 2018年5月13日 12:25 ]

ヒラメに次いでマゴチもゲット!両手に華の日下さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】神奈川県湘南沖で人気なのが生きイワシで釣るカサゴ五目。ヒラメなどの外道も楽しみ。一方、茨城県波崎沖では高級魚・アカムツが活発に釣れている。

 ●腰越 飯岡丸(スポニチAPC 林 悠二)

 釣り上げたばかり、ピチピチのイワシが餌。メインはカサゴだが、パワフルな引きのヒラメやマゴチもヒット。イワシの回遊が活発な湘南沖一帯で今、まさに人気のターゲットなのだ。

 まずはイワシの確保。10メートル前後の浅場でカタクチイワシが待ち構えている。10本バリのサビキに数匹ずつ、時にはパーフェクトも。

 「釣れない日はサバの切り身を使うけど、今日は順調」とは三浦公士船長。2つのオケに60匹ほどキープ。さあ本番。胴突2本バリ、幹4号、上ハリス4号40センチ、下3号30センチ。ハリは極ムツ16号、オモリ30号。餌が豊富なので上下共に生き餌を使う。「イワシの反応にぶつけて船を流しています」(船長)。8人乗船、皮切りで26センチの大型メバルを上げたのは、海老名市の木川勝嗣さん(48=会社員)。サビキ仕掛けに掛かったイワシをそのまま海底に送って食わせる“落とし込み釣法”だ。それも2連発。

 「初ヒラメです」と50センチ級を掲げたのは、世田谷区の日下淳史さん(38=サービス業)。上バリに元気の良い小サバを掛けて狙った。この直後、再び竿を曲げたのは同寸のマゴチ。「ヒラメは一気に食い込んだけど、これはイワシ餌の下バリ。ガツガツと2回ほど引いた後にギューン!」。高級魚のダブルにご満悦。筆者も、後半に55センチのヒラメとファイトを満喫。この日、カサゴは18〜26センチが1〜7匹。ヒラメは木川さんが55センチを仕留め船中3匹。しかしバラシも目立ち、今後の展開が楽しみ。

 上バリに掛かる率の高いヒラメ、メバル。餌に一気に飛び付き海底に戻る時にガッチリとハリ掛かりするパターンが多い。上バリの位置はオモリから1メートル上。オモリを海底から20センチほど切っていると当たりがハデに出る。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。乗合は午前6時半出船、料金は餌・氷付き9000円。湘南では他に茅ケ崎、平塚などから乗合出船中。

 ●波崎 はまなす丸(スポニチAPC 菅野 順也)

 「例年以上に数・型共に好調が続いていますよ。今日も全員に釣れるよう頑張ります。まずは深場から探ってみます」と話す堀田正巳船長は水深270メートルのポイントへ船を向けた。

 開始から15分で1本の竿が大きく曲がった。つくば市・小野利幸さん(69)は「はっきり本命だと分かるアタリがきました。うれしい一匹です」と船中1匹目、51センチの特大を釣り上げた。

 当日はサポート役として乗船していた浩靖船長によれば「サバが多い時は装飾品を少なめにするのが効果的です。1本バリにするのもありですよ」とのこと。

 ゆっくりと誘い上げて、再びゆっくり落としていくパターンで私の竿にも当たりが伝わった。穂先を持ち上げ気味に保ちながら慎重に巻き上げる。中型だったが赤いダイヤを釣ることができた。当日はよく釣れていたが、底潮の水温が下がり近況の中では食いが渋い状態。それでも40センチ超の大型も顔を見せた。石岡市・山田孝雄さん(67)は「今は毎週通っています。この魚は優しく丁寧な誘いに反応しますね」と数を伸ばし、7匹の釣果。

 アカムツ釣りに初挑戦、千葉市・植草眞さん(44=自営業)は「食べたことがないので一度味わってみたくてチャレンジです」と待望の一匹に歓喜。10時、植草さんのヒットでオデコなしに。全員が本命にありつける魚影。今後も期待ができそうだ。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「ダイナソーMH」、仕掛け=幹糸はヤマトヨ「フロロハリス」7号、ハリスは同5号。ハリ=下田漁具「HPホタ針」17号、枝スサルカン=同「ストロング親子 5×6」。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、波崎・はまなす丸=(電)0479(44)4627。出船は午前4時半。乗合料金1万3000円(ホタルイカ餌、氷付き)。

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