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アマダイ甘くない 当たり年なのに30センチ台2匹だけ…

[ 2018年1月5日 07:14 ]

釣れた本命は40センチ級          
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋あかり亭】今季はアマダイの当たり年。45センチ超の大型交じりでトップが“ツ抜け”なんて日も。ふくだあかりが食材釣りに向かったのは平塚・庄三郎丸。最高級魚はどんな一品に仕上がったのか?

 庄三郎丸の望月幸雄船長が向かったのは平塚沖の水深80〜90メートル。片天ビン2本バリ仕掛けにオモリは40号。餌のオキアミを1匹掛けして、オモリで底を小突いて砂煙を出し、そこに餌のオキアミを漂わせるイメージで誘い上げ、誘い下げの繰り返し。

 ぐぐっという当たりや竿先のモタレに合わせを入れれば、アマダイ独特の3段引きが味わえると言うわけ。

 当たり年ということもあり期待通りに、周りの人はすぐに良型を釣り上げ、ワタシにも早々に当たりが。少々引きが弱いものの、途中、途中で引きがあるのでてっきり本命だと思っていたら、上がってきたのはウミヘビ。

 めげずに再投入したらまたウミヘビ。さらにはウツボと、周りの人は次々と“デコッパチ”を釣り上げているのにワタシにはなぜか長物のゲストばかり。誘い方が間違っているのかと、釣れている人とまったく同じ動きをすると、やっと40センチ近い本命が釣れるが、それ以降はなかなか続かず、トップ11匹、最大50センチ。40センチ後半が多数出ている中で、ワタシは30センチ台が2匹だけ。食いは良い日だったのに振るわない釣果になってしまいました。

 アマダイは底で餌を捕食をするので、仕掛けがなじむ前に大きくあおってしまうと、餌が安定しないので捕食まで持ち込めなかった可能性があるみたい。

 釣れない焦りで誘いを入れすぎたのかも。アマダイのあま〜い釣果を期待したのにまったく甘くない釣行になりました。

 このままではかなり悔しいので当たり年の今シーズン中に絶対にもう一度リベンジします。

?03 身がほくほくで甘みのある優しい味のアマダイ。生のままだと少し身が軟らかく水分が多いのですぐに食べるには火を通すのがベスト。今回は少なめの油で揚げ焼きにしたアマダイと大根のすり流しを合わせてみました。

 大根には消化を助け、促進する成分があるのでお正月に暴飲暴食をした胃にとっても優しいのでオススメですよ。

 船宿オススメ料理はウロコを残して揚げる松かさ揚げ。カラリと2度揚げして酢じょう油で食べると最高とのことです。

 ◇ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前7時。乗合料金9500円。

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