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京都VS長崎 徳島VS千葉…J1昇格プレーオフ準決勝のカード決定

[ 2013年11月24日 14:26 ]

<長崎・徳島>前半、徳島・橋内(左)とボールを奪い合う、長崎・佐藤洸一

J2最終節

(11月24日)
 J2リーグは24日、今季最終戦となる第42節の11試合を各地で行い、J1昇格プレーオフには、すでに出場が決まっていた3位・京都に加え、徳島、千葉、長崎の3チームが新たに出場することが決まった。

 最終節前に京都が2年連続で出場権を獲得。残り3枠に4位・長崎(試合前の勝ち点66)、5位・千葉(同65)、6位・徳島(同64)、7位・札幌(同63)、8位・松本(同63)の5チームが勝ち点3差にひしめく大混戦となった。

 午後0時半に全試合同時スタートとなった試合は、まずは前半15分に千葉が最下位・鳥取に先制を許す波乱のスタート。さらに松本が愛媛戦の前半29分にFW船山がPKを決めて1―0とリードした。

 前半終了時点のスコアで試合が終了したと仮定した場合、この時点で4位・長崎、5位・松本、6位・千葉となり、この3チームがプレーオフ進出の権利を得ることになるところだったが、そうは簡単に進まない。

 後半2分に千葉が2点目を失い、鳥取に0―2とされると、徳島は後半22分にMF宮崎のゴールで先制して長崎に1―0とリード。この時点で4位・徳島、5位・長崎、6位・松本。だが、千葉が後半36分にFW森本、同ロスタイムにMF兵働が立て続けに得点して2―2と追いつき、ここで4位・徳島、5位・千葉、6位・長崎。結局、このままの順位で確定した。

 J2は昨季から年間順位3~6位の4チームによるJ1昇格プレーオフ制度を導入。初年度の昨年は準決勝で大分(6位)が京都(3位)を、千葉(5位)が横浜FC(4位)をともに4―0の大差で撃破し、決勝では大分が千葉に1―0で競り勝って6位からの“下克上”昇格を果たした。

 だが、大分は資金不足から大きな補強をできなかったこともあり、早々に来季のJ2降格が決定。2試合を残す第32節終了時点でわずか2勝(8分け22敗)の最下位に沈んでいる。

 J1昇格プレーオフは準決勝が12月1日に上位チームのホームで、決勝は同8日に国立競技場で行われる。昨年は3試合すべてシーズンの下位チームが勝利したが、今年はどのチームがプレーオフを勝ち抜いて来季のJ1切符をつかむのか。しびれる戦いが来月行われる。

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