浦和 またまた勝負弱さ露呈…優勝争い遠のく1敗

[ 2013年11月24日 05:30 ]

<浦和―川崎F>後半、自身のオウンゴールにぼうぜんとする浦和・槙野(中央)

J1第32節 浦和1―3川崎F

(11月23日 埼玉)
 試合終了を無情に告げる笛の音とともに、タッチライン沿いにいた浦和のMF柏木は倒れ込んだ。なかなか起き上がれない。MF関口に促されるようにして、やっと整列に加わった。残り2試合で首位・横浜と勝ち点差4。絶望的な数字に思わず「優勝にはほど遠い。全力は尽くすけど、2勝して何とかACL出場権だけでも獲得したい」と“終戦”宣言まで口を突いた。

 10日の仙台戦から代表戦による中断期間を挟んで中12日。試合勘が鈍っていたのか「立ち上がりの悪さが出てしまった」とDF槙野は悔やんだ。前半12分にCKから先制され、公式戦3戦連続で追いかける展開。単純なパスミスを繰り返し、主審の判定に詰め寄る場面も目立った。出足の鈍さが苦しい展開を招いた。

 後半12分に槙野の今季6得点目で同点に追いついたが、2分後に槙野がまさかのオウンゴール。梅崎や関口、山田直と攻撃的なカードを切った捨て身の攻撃も、逆にカウンターの餌食となった。今季、何度も露呈してきた“もろさ”が、この大一番でも顔を見せた。

 試合後のロッカールームでは選手同士で「まだ終わっていないぞ」「自分たちを信じよう」と声を掛け合い、必死で前を向こうとした。4万5607人のサポーターも大きな拍手で戦い続ける意思を示した。奇跡の逆転優勝へ向けて、2連勝は最低条件。せめてもの意地を見せたい。

 ≪今季16度目の奪首挑戦も≫2位・浦和は勝てば首位・横浜の結果次第で逆転首位の可能性もあったが、ホームで川崎Fに1―3と痛恨の敗戦。今季浦和が首位に立つ可能性のあった試合は今回が通算16試合目で、成績は6勝5分け5敗。終盤の20節以降で見ると●●●△○○△●と2勝2分け4敗。重大な局面での勝負弱さが目立った。このまま一度も首位に立たないまま今シーズンを終えてしまうのだろうか。

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