横浜 帰ってきた俊輔から中沢王手弾!次節勝てば9年ぶりV

[ 2013年11月24日 05:30 ]

<磐田―横浜>後半、ドリブルで攻めこむ横浜MF中村

J1第32節 横浜1―0磐田

(11月23日 ヤマハ)
 J1首位・横浜はアウェーで磐田を1―0で破り、優勝に王手をかけた。胆のう炎を乗り越えて先発復帰したエースMF中村俊輔(35)はフル出場し、後半24分に左CKからDF中沢佑二(35)の決勝点を演出した。2位の浦和、3位の広島、4位の鹿島がいずれも敗れたため、30日のホーム新潟戦で勝てば無条件で04年以来9年ぶり4度目のリーグ優勝が決まる。湘南はFC東京に逆転負けし、来季のJ2降格が決まった。
【試合結果 順位表】

 中村がエースたるゆえんを見せつけた。後半24分の左CK。自らが蹴ったCKから最後は中沢がネットを揺らすと、左サイドで喜びを爆発させた。胆のう炎からの先発復帰戦で、万全でない中、いきなり決勝弾を演出。10月27日の大分戦以来27日ぶりのフル出場に「久々。でも気持ちいい疲れ」とホッとした表情を見せた。

 1日に胆のう炎で緊急入院。厳しい闘病生活を強いられた。点滴と抗生剤治療を行い、その間、食事は一切、禁じられた。もともと食べることが大好きな中村。空腹との戦いは精神的にもつらかった。その間、「柿の種」の表面をなめて空腹感をしのぎ、見舞いに訪れたスタッフには視覚で満足感を得るためか、病室で自らの食べたいものをわざと食べてもらったという。

 結局、1日3食で計16食の絶食。それでも渇望するタイトルは諦めなかった。7日に退院し、復帰に向けたトレーニングを開始。3本行った17日の紅白戦は2本だけの出場予定だったが、状態を上げるためにチームメートに頼んで代わってもらい、全3本に出場した。入院生活で体重は最大4キロ、筋量も激減したが、筋量が戻らない中で体重が増えてケガをしないように食事量なども細心の注意を払った。

 復帰戦だった20日の天皇杯4回戦・JFL長野パルセイロ戦では予定より長い61分間プレー。体重は1・5キロしか戻っていないが、中2日の試合でも「こういうときはメンタル」と最後まで力を振り絞ってピッチで戦った。そんな主将の姿にチームも一つになった。

 前夜は宿舎でマルキーニョスの呼び掛けにより選手間ミーティングが行われた。天皇杯で120分出場したマルキーニョスが「何も自分たちは成し遂げていない。37歳で120分やってるけど関係ない。おまえら若いんだからもっとやってくれ」と熱く語りかけ、ムードは最高潮に達した。

 これで、リーグ優勝に王手をかけた。2位・浦和との勝ち点は4差となったため、次節の新潟戦で勝てば無条件で9年ぶりの栄冠を手に入れる。来季のACL出場もほぼ確実としたことで続投が決定的となった樋口監督は「ホームで歓喜の瞬間を迎えられるように調整したい」と力を込めた。

 ≪△、●でも可能性あり≫首位・横浜が勝ち、勝ち点差3差以内だった2位・浦和、3位・広島、4位・鹿島がいずれも敗れ、次節30日にも横浜に04年以来9年ぶりのJ1リーグ優勝が決まる可能性が出てきた。30日は横浜はホームでの新潟戦。○ならば他カードの結果に関係なく優勝が決まる。△の場合は浦和と広島がともに△か●。●の場合でも浦和が●、広島が△か●、C大阪―鹿島戦が△で、最終節を待たずに戴冠が決まる。

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