圧巻だった香川 それでも「まだまだコンディション上げる必要ある」

[ 2011年1月22日 07:28 ]

<日本・カタール>後半、ドリブルで攻め上がる香川(中央)

アジア杯準々決勝 日本3―2カタール

(1月21日 カタール・ドーハ)
 2ゴールを奪った喜びよりも、その表情には安堵感が広がった。「ゴールすることが一番、自分を落ち着かせてくれる」。かみしめるように21歳の香川は言った。

 後半25分、吉田の退場で10人になった後に奪った2点目が圧巻だった。ゴール前やや左サイドでこぼれ球を拾うと、GKの動きを最後まで見極め、左足でGK横を狙い澄ましたシュートを突き刺した。今季、ドイツ1部リーグで8得点している実力を見せつけた。

 1次リーグ3試合では無得点。トップ下に入るドルトムントとは違う左MFの位置で、思うようなプレーができずにもがいていた。「ふがいない」と自らを責め、いつもは足を止める報道陣の前を無言で通り過ぎたこともあった。

 悲壮感を持って臨んだ一戦で、前半28分に奪った今大会初ゴールが気持ちを楽にした。終了間際、伊野波の決勝ゴールも香川がドリブルで切れ込み、つぶされた後のこぼれ球から生まれた。

 それでも、この結果に満足はしない。「ミスが多かったし、動きの質…、質じゃないな、体が重かった。まだまだコンディションを上げる必要がある」。さらなる強敵が待ち受ける準決勝で、背番号10に懸かる期待は大きい。

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