風間氏がカタール戦分析 皮肉だが前田が下がって香川が生きた

[ 2011年1月22日 12:45 ]

<日本・カタール>前半、カタールのGKカセム(左)と競り合う前田

アジア杯準々決勝 日本3―2カタール

(1月21日 カタール・ドーハ)
 【風間八宏の理論】皮肉にも後半、1トップの前田がいなくなったことで、香川の良さを生かした2得点が生まれた。

 香川はスペースが空いていると、そこに入っていって決定的な仕事をする。だが、大会を通じて日本は前線で仕掛ける動きが遅すぎるうえに回数も少ない。前半はスペースをつくる動きができていなかった。

 前田はもっと早く背後を狙うことを意識して動くべきだ。本来ならもっと仕掛ける動きができるはず。本田圭は中盤に引いて相手を引きつけ、岡崎は裏に飛び出しているだけに前線の動きが増えれば、香川だけではなく本田圭ももっと生きてくる。吉田の退場で前田が交代したことで前線のスペースを生かすことができるようになり、香川ら攻撃陣が機能するようになったことがそれを証明している。

 前半12分の失点は、まさに弱点を突かれた。吉田を中心とした最終ラインは、怖さを感じてペナルティーエリアまで下がり、相手に押し込まれていた。この場面では逆に守備陣が前に出なければいけなかったが、吉田と伊野波のポジショニングが悪くなっていた。高い位置での守備をするためには、ポジショニングを徹底する必要がある。(元日本代表MF)

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