【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】16日中山11R ようやく良化してきた逸材ハートレーの復活Vを期待

[ 2018年12月16日 08:00 ]

 土曜の午前中は中山競馬場でグリーンチャンネルのパドック解説を担当。番組冒頭のクロストークで自信を持って推奨した11R・ターコイズSの◎プリモシーンだったが、残念ながら8着という結果だった。直線で何度も窮屈になって脚を余したのは明らかだが、位置取り自体が厳しく、コース取りにもロスがあった印象。一方、インの経済コースで脚をため、直線で絶妙に馬群をさばいて差し切ったミスパンテールの横山典は“さすが”の好騎乗だった。数少なくなった年上の騎手だが、まだまだ巧腕は健在。無印を猛省したい。

 基本的に関東本場のメインレースは取り上げていない当欄だが、本日はその“禁”を破って中山11R・ディセンバーSをピックアップ。特別な思い入れがある◎ハートレーの復活Vに1票を投じたい。2歳時には新馬→ホープフルSを連勝して“クラシックの有力候補”と騒がれた素質馬。ところが断然人気で臨んだ3歳初戦の共同通信杯で9着とつまずくと、その後に故障が判明して1年10カ月もの長期休養を余儀なくされてしまった。去勢されて戦列復帰後も順調には使えていないが、今回は時間をかけてじっくり乗り込まれており、手塚師は「復帰してからでは間違いなく一番いい」と断言する。しかも、今回は持てる能力の70〜80%くらい発揮できれば勝てる顔ぶれ。3年前にJRA賞の最優秀2歳牡馬に投票した逸材に、久々に勝利の美酒を味わってほしい。

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2018年12月16日のニュース