【からつ・ダイヤモンドC】山田 地元でG1初制覇!“先越された”師匠の峰は感涙

[ 2018年12月16日 05:30 ]

<からつ>笑顔でトロフィーを持つ山田
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 ボートレースからつ「G1ダイヤモンドカップ」優勝戦が15日の12Rで行われ山田康二(30=佐賀)が、イン逃げ速攻Vを決めた。4度目のG1優出でG1初制覇を地元で達成。優勝賞金800万円とともに来年のボートレースクラシック(戸田、3月16〜21日)出場権もゲットした。

 からつでデビューし初1着を刻んでから11年。弟子の山田が、師匠・峰竜太よりも先に地元のG1を獲った。5コースから4着の峰は帰投後、泣いていた。

 山田は「うれしいの一言と、終わって良かったってのがこみ上げてきました。峰さんが泣いていたので僕の涙腺は止まった。地元記念を僕が先に獲った。自慢してやろうと思います」と師匠に愛ある揶揄(やゆ)を送った。

 節間で山田の落ち着きは目立っていた。2日目ドリーム6枠戦。コンマ07の快Sから大外まくり成功。勢いは増した。ピットでは峰が「勝ってこい」「1着獲ってこい」とペラ調整を共にしながら激励を続けてきた。そして優勝戦本番。エンジン始動まで緊張していたがピットアウトの瞬間に「勝てると思った」。コンマ11の全速S。先マイすれば、もう独り旅だった。

 年末は19日からの住之江SGグランプリシリーズに出場。通算18回目の優勝でG1初制覇。勢いそのままに19回目の優勝がSG初Vの可能性も出てきた。

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2018年12月16日のニュース