【高知競輪 スポーツニッポン杯争奪戦】東龍之介がV さすが気迫のマーカー 微差でも勝ち切った

[ 2024年4月26日 18:09 ]

高知競輪・スポーツニッポン杯争奪戦を制した東龍之介
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 高知競輪のS級シリーズ「スポーツニッポン杯争奪戦(F1)」はS級決勝戦が行われ、東龍之介(34=神奈川)が番手戦から抜け出してV。22年9月川崎F1以来の優勝を飾った。逃げ粘った日高裕太が2着、東矢圭吾が3着だった。

 並びは前から東矢―筒井に単騎の西村が続き、日高―東―松坂の南関勢で後方に単騎戦の山岸。打鐘で日高が一気に叩いて主導権。内から山岸が中団をキープ。人気の東矢は5番手。

 2コーナーから東矢が加速するが、番手の東のブロックで不発。逃げた日高の粘りが良く、東がゴール寸前で捉えて優勝。その差はわずかに8分の1輪だった。

 優勝した東は「最後は差したかどうか、いまひとつ分からなかったが、うれしいですね」とホッとした表情。準決では日高を差し切れず悔しい思いをしたが、決勝ではきっちりと決めた。

 「日高君が凄くいいレースをしてくれた。東矢君はスピードがあるので来るだろうと思って構えていた」

 3コーナーではドンピシャのタイミングでブロック、東矢の勢いを止めた。

 「今回は3日間、連に絡めて優勝できた。今後も自分のスタイルを貫き頑張っていきます」

 南関有数の気迫のマーカー。グレードレースでの活躍も期待したい。

 ◇東 龍之介(ひがし・りゅうのすけ)1990年(平2)1月13日生まれ、神奈川県出身の34歳。父・晃さんも元競輪選手。96期生として09年7月前橋でデビュー。通算1299戦251勝。今回が通算16度目の優勝。1メートル75、79キロ。血液型AB。

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