吉田拓郎 引退から1年3カ月…自ら選んだ「ベスト25」アルバム、コンセプトは「もう一つの吉田拓郎」

[ 2024年3月28日 05:05 ]

ベストアルバムを発売する吉田拓郎
Photo By 提供写真

 2022年末に音楽活動から引退したシンガー・ソングライター吉田拓郎(77)の新たなベスト盤が制作される。拓郎自らが収録される25曲を選んだ「Another Side Of Takuro 25」で、6月12日にフォーライフから発売。封入されるセルフライナーノーツで、拓郎が各楽曲への思いをつづっている。

 デビューした70年から99年までの30年間に、エレックレコード、CBS・ソニー、フォーライフの3社から発売した作品から選曲。13週もオリコン1位を獲得した72年のアルバム「元気です。」から「せんこう花火」を選んだほか、76年の「たえこMY LOVE」や、KinKi Kidsのカバーで大ヒットした「全部だきしめて」などを収めている。当時のマスターテープから最新のデジタル技術でリマスタリング(修正)した。

 対象作品はシングルも含む26枚のオリジナルアルバム。関係者は「約330曲を拓郎さんが聴き直し、感慨深い作品や印象に残っている作品を選んだ」。ライナーノーツには一曲ずつの選曲理由や思いなどをつづり、まさに「もう一つの吉田拓郎」がコンセプトのベスト盤となっている。

 フォーライフ側が「何かやりましょう」と声をかけ、拓郎が「だったらベストをやりましょう」と企画がスタート。内容の発案やタイトルも拓郎から出た。昨夏の終わりごろから2、3カ月かけて選曲し今年に入りライナーノーツを書き始めた。

 特典に60ページの写真集も付属。写真を選別中で、関係者は「収録曲に合わせ、各時代を追ったものをと考えている。ファンにとってもレアな内容の写真集にしたい」と意気込む。

 来年はデビュー55周年、フォーライフも50周年を迎える。その前に発売される、拓郎にとっても自らの音楽人生を振り返る究極のベストとなりそうだ。

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