TBS上村彩子アナ 金曜夜の顔に news23メインキャスター 報道向きの多様な柔軟性

[ 2024年3月22日 07:00 ]

スタジオでポーズを決める上村彩子アナ(撮影・尾崎 有希)
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 TBSの上村彩子アナウンサー(31)が4月から同局報道番組「news23」(月~木曜後11・00、金曜後11・58)の金曜メインキャスターを務めることが21日、分かった。“TBS金曜夜の顔”への起用に「生まれる前から続く歴史ある番組でうれしかった」と喜びを口にした。

 1989年スタートの「筑紫哲也NEWS23」から続く同局報道の看板番組。月~木曜はフリーの小川彩佳アナ(39)、金曜は同局の山本恵里伽アナ(30)がメインキャスターを担当しており、上村アナは山本アナの後任になる。同局担当者は「いろんな人の話に耳を傾け、多様な視点を取り入れる柔軟性が報道向き」と起用理由を明かした。

 上村アナは15年入社。スポーツ情報番組「S☆1」で5年間キャスターを務め、五輪を3大会、世界陸上も2大会担当するなど、スポーツ番組を中心に活躍してきた。

 22年から「報道特集」のキャスターを担当。印象的と振り返るのは来日したウクライナ難民への取材。「ロシアの侵攻が続いている事実が風化している悲しさを告げられ、ニュースが広く伝わってないことを改めて感じた」。自信を失いかけた時は、かつて先輩の駒田健吾アナ(49)からもらった「感受性豊かで寄り添う心を持ってるから報道に向いてるよ」という言葉を糧に前を向いてきた。

 夢だったnews23のキャスター就任。「同じニュースでも話し手、スタジオの伝え方で受け取られ方が違う。視聴者がニュースを受けて、週末に意見を多く交わすきっかけを作るような役割になれば」と抱負。金曜は他曜日に比べ時間帯が約1時間遅い放送。「金曜ならではのユニークな企画をできたら。現場取材をしたいという思いを番組側に伝えています」とやる気に満ちあふれた表情を浮かべた。(山内 健司)

 ◇上村 彩子(かみむら・さえこ)1992年(平4)10月4日生まれ、千葉県出身の31歳。高校時代に陸上100メートルハードルで県大会2位。15年に上智大を卒業後、TBSに入社。17年から「スーパーサッカー」を4年間担当。同期は宇内梨沙アナ。

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